第11回福岡デンマーク福祉研究会(通称:対話の会)のご報告
一般社団法人福岡・筑紫地区地域福祉支援協会の今年最後の研修会となる「対話の会」が行われました。
「対話の会」は、過去に5回デンマークを視察・訪問し、デンマークの教育の中に息づいている「対話」の重要性を肌で感じてきた私と、まさにデンマークの社会人教育の場である「フォルケホイスコーレ」やそこで行われている対話を中心とした教育について独自に学びを得ていた松田さんとの思いの共有から始まったものです。
今年最後、そして今年度の最後の「対話の会」は、『地域に不足している社会資源を考える』というテーマで話し合いが行われました。
フォーマル、インフォーマルにかかわらず、様々な課題に対して、それぞれが考えるサービスの重要性を改めて確認することもできました。
社会資源があっても、情報が集約された場所が必要であると考えたり、既存のサービスの中でも、まだまだ様々な取り組みができるというような可能性を理解する場となりました。
課題となることは、単に社会資源がないことだけではなく、情報がきちんと必要な人たちに行き届くことも大切な要素です。
そういった面では、計画相談の役割は決して低くはありません。
また、常に私たち支援者が、課題意識を持って地域に求めていくことも重要です。
対話の会が今年1年間で大きな役割を果たしてきたことを、今回の研修会で改めて実感することになりました。
コロナ禍の影響もあり、徐々に地域での開催のやりにくさを感じる機会も増えてきました。
しかし、どういった場面であっても、研修そのものを止めることはしないようにこれからも努めていきます。
来年がどのような年になるのか、今ははっきりと明確な答えは出せませんが、私たちは、私たちの貴重な時間を単に過ごすのではなく、研修会を通して、情報をアップデートしていければと思っています。
本日、令和3年分の会場予約を全て入れました。
コロナの影響もでてきていますので、できるできないにかかわらず、私たちは確実に取り組んでいきたいと思います。
研修会にご参加いただいたみなさん、今年1年誠にありがとうございました。
来年も是非、お越しいただけたらと思います。
そして、対話の会を主宰してくれている松田さん、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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