第13回デンマーク福祉研究会(通称:対話の会)のご報告
新型コロナウイルス感染の再拡大がニュースを賑わせており、私たちの活動も、またいつできなくなるか?という不安があるなかで、今回のデンマーク福祉研究会(通称:対話の会)は、無事にナカイチで開催することができました。
最近のコロナの状況は、これまでの緊急事態宣言期間中といったその状況よりも、はるかに判断を下すことが難しく感じているのは私だけでしょうか?
あまりにも漠然で、でも確かに『陽性反応者』は増えている。周囲は大きく変わっていないのに、増える『陽性反応者』。
各支援事業所でも、どのように対応するのか?私たちのような研修する立場でも、判断に困っているので、みなさんもおそらく大変なことだと思います。
今日のテーマは、『自己肯定感について』
このテーマについて話をしてみて思ったことは、あまりにも漠然としているという印象。
確かに『自己肯定感』は大切。でも、自己肯定感をあげる必要ってなんだろうか?そもそも自己肯定感って、どういったものか?自己肯定感を上げるって簡単にかいているけど、どういった支援が自己肯定感を上げるのか?そもそも、福祉職員の多くは自己肯定感低くないか?自己肯定感が高い人は、それで良いのか?そもそも、自己肯定感上げなきゃいけないのか?
私たちの対話に最初から答えはありませんし、私たちは、対話に答えは求めません。
それぞれの価値観や考え方のなかで、それぞれが気づき、答えがあればよいのだと思っています。
今回も、なにかしらの答えが出たわけではありませんが、そこにいる誰もが感じるものがあったのだと思います。
そもそも、私たちは答えのある話し合いに慣れすぎている。誰もがそこに導こうとすることが、話し合い、対話、会議だと思っている。
そんな話し合いを行なって、本当に利用者さんの思いに寄り添うことができているのか?
やはり、私たち支援者にとって、『対話をする』こと自体を求めていく必要があるのだと改めて感じました。
担当の松田さん、いつもありがとうございます。
「対話を避ける支援者に、良い支援は難しい」と個人的に思います。
なので、私はこれからも参加したいと思っています。
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