第26回福岡・筑紫地区就労支援事業所運営連絡会(通称:原点回帰の会)のご報告

 

















昨日は、コネクトの松尾さんと、リタリコの井福さんによる就労支援の勉強会「原点回帰の会」でした。

冒頭、井福さんより報告があり、これまで就労移行支援のリタリコワークスに所属していた井福さんでしたが、7月1日より、福岡にはじめて設立されたリタリコジュニア(児童発達支援)の児童発達支援管理責任者となるとの報告がありました。

そんな井福さんは、今後も原点回帰の会の担当として参加し続けること、加えて、児童分野の勉強会であるハマチの会にも参加するとの嬉しいご報告もありました。


今回のテーマは、令和4年度に福岡県の事業として取り組みが始まる予定の『超短時間雇用事業』について。

実施地域は大牟田市・飯塚市が予定地とのことですが、来年度以降実地地域が拡大される見込みとのこと。

対象者は、障害者にとどまらず、ニート、ひきこもり、難病患者、がん患者、生活困窮者、刑を終えて出所した人、犯罪被害者、非行少年、高齢者、ひとり親、その他働きづらさを抱える人となっており、雇用保険の対象とならない週20時間未満の働き方を生み出すことで、就労困難者の働く場を創出する狙いがあるとのこと。

説明を聞けば、へぇ〜といった印象でしたが、考えれば考えるほど、「働くってなんだろう?」という気持ちになってきます。

実際に、週1時間の短時間労働だったとしても、そもそも、その業務を提供するまでに、どんな支援体制が必要になるのか?コーディネートの問題?企業の悩みにも応えられるサポート体制といったシステムの課題から、「それって、就労支援の必要性がなくなるってこと?」「企業にとってのメリット=持続可能なのか?」「ちょっとした業務を担うといっても、すぐにそれができる人がどれだけいるか?」といった、就労支援の根本をも揺るがすような印象でした。

もちろん、これ自体が就労訓練を否定するものでもないですし、すべての人をカバーするわけでもないですが、本質的な『はたらくってなんだっけ?』という問いを、私たちに問う内容にもなるわけで、あたまがグラングランしたのではないかと思います。


とにかく、この試行の結果が、次に広がるとのことなので、受託した団体は頑張っていただきたいと思います!(笑)


それにしても、事前アンケート方式だったのですが、内容が内容だけに、濃い内容でまったく先に進めないという問題に直面するとおう(苦笑)しかし、この形はとても良いなと思った次第でした。


次回は、来週金曜日に「対話の会」です!是非、ご参加ください!

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