第20回福岡筑紫地区福祉倫理研究会(通称:対話の会)のご報告
6/24(金)午後7時半からは、第20回目の対話の会が開催されました。
今回の対話の会のテーマは、触法障がい者の方に対する支援についての対話が行われました。特に、事前にケースの紹介がなされ、窃盗と放火により医療刑務所に入所し、退所が決まり、地域のGHの入居を希望されているケースという前提で対話がはじまりました。
本日もたくさんの方にご参加頂きましたが、こいういったテーマに対して、知識があるなしに関わらず気軽に対話ができることが、この研修会の醍醐味とも言えます。
事前に担当の松田さんより、さまざまな視点のテーマが与えられていましたが、そういったことも必要のないくらいに、各グループで多くの対話がなされていました。
開始当初は、地域で受けるには難しいのではないかといった、本当にネガティブな発言が続いていくなかで、知識がないからこその率直な思いもあり、その思いを無視することができないからこそ、何が必要なのか?何がいちばんの不安要素なのか?そもそも、触法だから怖いわけではなく、私たち自身にスティグマがあるのではないか?法人代表として、リスクを取る必要があるのか?であれば、やはり専門機関が必要なのでは?といった様々な視点での率直な意見が出されていました。
触法関係の方を受け入れる事業所には、驚くほどの加算がつくこともわかり、お金という点ではありませんが、むしろ、充実した支援体制を作ることができれば、もっとできることがあるのではないかという方向にも変わる瞬間がありました。
『むしろ、そういった方々を受け入れる施設を、ここにいる一社に参加しているみんなが協力してつくったらよくない?』
そんな発言もみられるなど、わたしたちが法人格を持っているからこその事業所展開の話までに広がりがでてきました。
答えが決まっていない対話の中で生まれてくる「奇跡」を、再び感じる充実した会になりました。
こういった話題も運んでくれる松田さんの懐の深さに感心しきりの夜でした。
そして、個人的なことで毎年申し訳ないのですが、25日は私にとって47回目の誕生日を迎えるということで、いつも突然、お祝いをしていただき、申し訳ない気持ちと、恥ずかしい気持ちが入り混じる、でも本当にありがたい日となりました。
私はいつも、ここに集うメンバーに支えられて、この地で業務を継続することができていると思っています。
私自身が地域の支援者の集まりの必要性を感じ、身近な人たちに協力を依頼し、そして、無私の心でできる範囲で協力をしてくれる方々にいつもこころから感謝しています。
そんな思い入れの強い方々からのお祝いは、いつも感謝してもしきれません。
私自身も、今後も謙虚に業務を継続しながら、皆さんの期待に応えられる存在でい続けるように努力をしていきたいと思います。
今後とも、一般社団法人福岡・筑紫地区地域福祉支援協会をどうぞよろしくお願いいたします。
追伸 一部の方々からたくさんお祝いのことばとプレゼントを頂きました。早速、キャンプでつかわせていただきました!ありがとうございます!
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