第16回福岡筑紫地区児童発達支援研究会(通称:ハマチの会)のご報告

 


今回のハマチの会は、ハマチの会としてははじめての試みが2つありました。

一つ目は、今回、まだオープンしたばかりの「リタリコジュニア春日原教室」をお借りしてのハマチの会の開催。

二つ目は、那珂川市と糸島市に展開している、児童発達支援TEKUNOBI(テクノビ)の統括責任者の吉田裕作さんをお招きして「専門職が集まる職場でのチーム力について」というテーマでお話しして頂きました。

今回の参加者は、純粋な研修会として、以前、中央区基幹相談支援センターのみなさんをお呼びした会を超える30名の方々にお越し頂きました。

加えて、オンラインでも、13名の方々に試聴していただき、全国的に有名なリタリコさんの九州初上陸事業所のひとつである、春日原教室を見学させていただくという機会と、作業療法士で、児童分野の支援を専門的に行う、吉田さんの「チーム支援」という私たちにとっても重要なテーマでのお話ということもあり、多くのみなさんにご参加頂きました。

この場を借りて、会場を快くお貸しいただいたリタリコジュニア春日原教室のみなさんと、その調整をしていただいた井福さんに、改めてお礼を申し上げます。


マジックミラーで実際にお子さんがどのような支援を行っているかを気づかれずに見ることができる環境。


当たり前だけど、多くの事業所が実現できていない、こどもたちには決して届かない位置に設置されたコンセントやスイッチ、リモコン。ドアの鍵も当然、高い位置に設置されています。



ドアの取手やコーナーは、丁寧にガードされています。動き回るこどもたちに必要な配慮のひとつですね。


リタリコさんで本当に関心する、保護者にもわかりやすい説明のチラシ。


未就学児童では決してあけることが難しいドアノブのガード。


ガラスカバーが綺麗にはずされた時計たち。何かの拍子に落下しても、怪我を未然に防ぐことができますよね。

こういった『あたりまえ』の配慮が、当たり前にできてしまう。それがリタリコさんの凄みだと改めて関心しました。


リタリコさんは、当然ですが私たちの業界にとっては大手であり、だからこそ最初からつくることができるという点では、リタリコさんの強みです。

でも、だからこそ保護者も我が子を安心して利用することができるのであり、専門職云々よりも前に、本当にすばらしい環境を提供できていると感心しました。

私たちのような研修会のために、夜遅くにもかかわらず解放していただいたことも、ありがたい限りです。



そして、会場はほぼ満席!特に、児童発達支援を提供されている事業所さんの参加がとても多かったです。


東区にある相談支援事業所、私がもっとも尊敬するひとりである田中さん率いる「サンクスシェア」さんもご参加頂きました!


右往左往する今回、会場の調整をおこなっていただいた井福さんと、普段よりも忙しい受付のおふたり。



お話の内容は、児童発達支援におけるチームアプローチ、他職種連携、他機関連携と今、まさにホットな内容だったこともあり、児童分野に限らず、かなりためになるお話だったと思います。


今回お話していただいた吉田さんが運営するテクノビさんからは、6名の作業療法士さんと1名の児童指導員さんが参加して頂きました。これだけの専門職を率いているのですから、本当に圧倒されます。


大野城の計画相談支援事業所リフアクトの吉田さん、その奥には、訪問看護ステーションホークスの辻さんもいました。


ごぶさたぶりの春日市にある「ちるぽて」さんも奥にいます。


事業所名はあえてだしていませんが、他にもたくさんの事業所さんにお越しいただきました。


業務独占ではなく、名称独占である私たちの業務は、何をもって良しとするか判断基準を用いることが難しい集団だからこそ、理念が大切であるということ。そして、目的地は同じであり、手段がちがうだけだからこそ、相手を理解し、リスペクトする重要性。

私自身も、医療の中で勤務していたからこその、信念対立による連携の難しさを感じていましたが、共同目標をつくりながら職種ではなく、仲間として取り組む姿勢を改めて学びました。

多くの方々が、その思いを共有できたのではないかと思います。


ふと、私がなぜ、この活動を始め、事業所や法人を超えてつながる場所をつくったのか・・・思えば、まさに他職種連携・他機関連携をスムーズに行うためだったと改めて感じたのでした。

そんな研修会も、今回の研修会で98回目です。

来週は、いつものように博多南駅2階ナカイチで、語り場を行います。


そして、次回のハマチの会は、今回のリタリコさんの会場に触発されたテクノビさんが、那珂川の事業所を解放してくれるとのことでした。

今回、お話いただいたテクノビさんの事業所見学も行うことができますので、奮ってご参加ください。

今回は、影を潜めた石井さんですが、ちょっと石井さんも刺激になったようです(笑)




ひとりだけ、地に足をつけていないアラフィフがいるんですが、わかります?(苦笑)


受付のお姉様方もお疲れ様でした〜


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