みんなで障がい児・者福祉現場の支援を語る「かたり場」 のご報告



学習会としては通算99回目となる今回の『語り場』。

特にテーマを決めないまま話をスタートしたのですが、不思議なもので、テーマがなくてもお話しができてしまうのが、語り場の良さなのかもしれません。

メンバーの中にはお久しぶりの方もいて、和やかな雰囲気でのスタートとなりました。

立場や職種は違えど、みんな障害福祉の現場で働く支援者や相談員ですので、考えることは、みんな仕事やケースのこと。

でも、みんなの根底にあるのは、利用者支援を行う私たち自身の立ち位置や自分たちの支援の振り返りを行う必要性を、ここにいる誰もが感じているということです。

自分の限界を知り、自分自身が置かれている状況がわかっているからこそのジレンマだったり、その上で、地域や利用者、家族のためにできる次の展開をどのようにするかを考えていたり。

支援者として、他者から支援に関するご指摘を受けること、苦情を言ってもらえることのありがたさ、それらの声に耳を傾け自分自身を振り返る謙虚さ、そんな私たちのベースとなる価値観を共有した上で、私たちにできることを常に考えている前向きなメンバーたちなのです。

それが例えわからなくても、ここにいることで、徐々に支援者としてのあり方を自ら自己理解・自己覚知していくことができる環境。

自分の所属する法人や事業所に、そういったことを教えてくれる人がいないからこそ、法人や事業所を超えたつながりができる環境であること。

結局は、あなたのため、あなた自身のためにここが存在しているということなのです。




新しく設立された就労継続支援B型事業所の「きせき」さんのパンフレットをあえて見ながら写真を撮ったりと(苦笑)

みんなで営業支援も忘れません!


私自身がこういった研修会をはじめたとき、誰かのためというよりも、自分のためにはじめたといっても過言ではありません。

でも自分のためにはじめたことは、きっと誰かのためになっているという思いでもあります。

必要のない人にとっては、関係のない話であっても、いつ、どこで必要になるかどうかはわからないのです。

そのときに、地域にこんな集まりや場所がなければ、その地域の福祉はどうなっていくでしょうか?


なんでも始まりのときは、誰もがモチベーションも高く、参加人数も多いものですが、続けることの方がなによりも大変なのです。

私だって、金曜日は早く帰って飲み会でもしたいです(苦笑)だいすきな人たちとご飯食べたり、飲んだりする方が楽しい(笑)

それも大切なつながりづくりですが、今、主任相談支援専門員の勉強をさせてもらって思うことは、顔の見える地域づくり、人材育成といった「役割を担うこと」が重要だということ。

CWSAは、主任相談支援専門員研修がはじまる前から、計画相談の相談支援専門員として「地域連携」「他職種連携」「他機関連携」「自己理解・自己覚知ができる環境」「地域福祉を担う人たちの人材育成」「人材流出を止めるため、支援者の、支援者による、支援者のための支援機関となること」そんな強い必要性を感じて、スタートしました。

法人格を持ち、「継続こそ至上命題」と決め、その役割を担ってきたからこそ、丸3年継続でき、かつ次回の学習会で通算100回目を迎えることができたのだと思うのです。


はじめてじゃないのに、はじめてのように振る舞うふたり(苦笑)


担当ケースの話をするふたりと、最近、野球に誘われて盛り上がっている相談支援専門員(笑)




ノーマで研修をして、独立を果たして、今やベテランになったブライトの明賀さん。次の展開を考えているのかな!?


MSW相談支援室の川口くんも、ノーマから独立したひとり。もう、地域の顔になっており、最近は、地域の企業とのつながりも深くなってきています。活躍に期待しております!


私自身は何もできませんが、こうやって周りが人を繋いでくれて、今があることをあたらめて感じます。

私は、何もしていない。ただ、担ぎ出されて、みなさんの前に立っているだけです。

最近、「自分には何の力もない」と思って卑屈になっていましたが、何の力がない私のような人間が前に出たからこそ、団体が活性化してきた気がしてなりません。

できる人が前に立つと、その人に頼りがち。できない人は、周囲が動かざるを得ない。
だから、チームができるし、結束も強い。

この団体は、別に強いチームではありませんが、だからこそ、気軽に集まることができます。

気兼ねもいらないし、誰も偉くない。偉くないから、途中で来て、途中で帰るもまったくもってOK!みんな謙虚の塊ですし(笑)

いや、本来福祉は謙虚でありたいし、あるべきだと思う。

でないと、きっと利用者やその家族のさまざまな思いに気が付けない人になってしまうようなきがします。



こうやって写真を撮っても、いつもいる人もいれば、まだ来たばかりの人もいて、さらには、忘れた頃にやってくる人もいる。でも、みんなウェルカムだし、別にそれを問題視する人もいない。

その人にとって、「あ、いこうかな?」と思ったときに、その環境があることが大事だと考えます。

ひたむきに99回目を迎えたこと、そして、このメンバーで99回目を迎えたことに感謝しなければいけません。

ここにいる人も、いない人も、参加している人、参加した経験がある人、そして、まだ参加したことがない人も。

みんなウェルカムです。顔の見える連携をしましょう。顔が見えるから、あなたのために私はがんばるし、100%以上で対応します。

それが、この地域をつくっていくのだと思うのです。



石井さんが最初に使っていて、それをみた亀井さんが購入した骨伝導イヤホン。これ、すごくいいから、私も買おうと思います。安いのもあるけど、1万7000円以上のものを買わないと、使い物にならないようですよ〜


最近、スーパーバイズされまくりのドマーニの江崎さん。産みの苦しみなのか、自己覚知中真っ只中なのか?でも、いづれきっと良い方向に進むと思っています。


個人的に好きすぎる那珂川にある喫茶「キャプテン」。もう好きすぎる。『キャプテン愛』ただそれだけ。



福祉職員でしらない方は、是非、キャプテンにいった方が良いですよ。ここは、インフォーマルな社会資源なんで。ほんと老若男女、みんなここが大好き。



で、次回9月30日(金)午後7時半からは、『チキンの会』ですが、学習会開催通算100回記念となります。

これまでのCWSAの活動を振り返り、これからのCWSAの活動を考えます。何もなかった那珂川市に、これだけの人たちが来るようになった。この意味が、この凄みが、わかる会になると思います。

誰のためでもなく、自分のために100回記念だけは、みなさん是非、お越しください。

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