第31回福岡筑紫地区計画相談支援研究会(通称:チキンの会)のご報告

 


博多南駅前ビルは、今年もクリスマスイルミネーション一色になっていますね。

来週は、いよいよ12月になるんですね。ほんと、1年が過ぎるのが早い〜。



さて、今日は、令和4年の最後のチキンの会が開催されました。久しぶりのクローズでの開催でしたが、多くの皆様にご参加いただきました。本当にありがとうございます。

今回は、『SNS時代の計画相談について考える』と称して、テキスト形式での相談支援・対人援助をみなさんと一緒に考えてもらいました。




私自身もInstagramやTwitter、メッセンジャー、LINEといったSNSを普段から親しんでいますが、やはり、コロナ禍の影響もあり、最近はテキスト形式、文章形式での相談支援を行う機会も増えてきました。

もちろん、文章による良し悪しは必ずあり、すべてSNSといったテキスト形式で賄えるものではありませんが、逆に、『自殺予防の相談窓口』もSNSが利用されているように、SNSだからこそ、相手の心理的ハードルを下げ、気軽に相談ができたりすることもあるのです。




私の経験では、SNSやテキスト形式でのやり取りによって、これまで面談で行なっていたモニタリングでは、あまりことばを聞くことができなかった方が、たまたまコロナ禍でお会いすることができなかったために、文章でのやり取りを依頼したところ、これまで聞くことができなかった感情の表出やこころの動きを詳細に書いてくれた方もいました。

今まで選択肢を提供しなかっただけで、文章でのやり取りで、ご本人からこんなにもたくさんの感情表出や情報が得られたことに感動したこともありました。

やはり、「国から求められているから」といった通り一辺倒の基準ではなく、今後はSNSやフォームといったテキスト形式でのやりとりも、ひとつの相談支援や対人援助技術の形になるということを身に染みて感じたのでした。




また、SNSやテキスト形式でのやりとりの「メリット」「デメリット」を皆さんで確認し、共有しつつ、対面での相談支援や対人援助も、文章やテキストによる相談支援や対人援助も、その手段は同じであり、それが単に発語によるものか、文章でのことばによるものかの違いでしかないということで、今一度、「エンパワメント」「権利擁護」「バイスティックの7原則」といった基本的なことを確認しました。


その上で、今回、クローズにしたきっかけとなった、私自身が抱えているケースのなかで、実際にLINEでのやり取りを通じた中での相談支援のやり取りを通じて、みなさんであればどのようなことを伝えるか?といった内容を話し合ってもらう「グループワーク」を行なってもらいました。



多くの方々が行なっているであろう文章でのやり取り、SNSでのやり取りですが、自分の視点や見立て、癖なども含めて、話し合いを行なってもらい、グループでどのような内容を伝えるのか?といったことを話し合ってもらいました。

意外と、各グループでも積極的な発言がなされており、正解はないが、みなさんと話し合うことでの気づきとなり、実際の相談支援や対人援助の現場で活かしていただけたらと思いました。





クローズだっただけに、事前に「参加したかった」「配信で見たかった」という声をいただきました。本当にすみません。

しかし、実際にご参加いただいたみなさんにとっても、対話を通じて心地よさも含めて感じていただくことができたのではないかと思います。


是非、直接ご参加いただく機会も作っていただけたらと思います。





終了してからも、毎回、誰かが残って話が盛り上がります。

始まる前も、ケンタッキフライドチキンに行って盛り上がります。






で、私はというと、ますますカーネルサンダースさんに似てきたともっぱらの噂です(苦笑)








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