第34回福岡筑紫地区就労支援事業所運営連絡会(通称:原点回帰の会)のご報告

 




第34回となった就労支援の勉強会「原点回帰の会」。

毎回、テーマから脱線しながらも、熱い議論が巻き起こる、「タブーなし」「容赦なし」みたいな熱い話が行われています。


今回のテーマは、「令和6年度報酬改定の年だけど、新しい事業も始まりそうだけどなーんも見えてこんやーん」って、長くない?(苦笑)

就労選択支援?、就労代行ビジネス?、物価高騰や最低賃金アップに伴う売り上げはどうよ?みたいな、就労支援に纏わる様々な課題に対して、みなさんと議論を行いました。



「就労支援とは何か?」「B型、A型、移行支援の役割とは?」「その中での就労選択支援のあり方とは?」

「そもそも、働くとは?」


就労分野における「支援」の区分けや線引きがあいまいになりつつある現在、サービスを提供する事業所の考え方や思いにより、なんとでもできてしまう就労分野でもあります。

「法的に問題なければ何をやっても良い?」

私たちが向き合う就労支援の現場では、考えれば考えるほど葛藤やジレンマがつきものとなります。


「そもそも就労支援は福祉分野が行うべきなのか?」


そんな根本原因までに話が至るのも、それだけ様々な考え方や立場、思いに影響を受けてしまう分野だからなのかもしれません。


毎回、「これで良いのか」「これが正解なのか」「利用者に良いことなのか?」「利用者のためになっているのか?」

議論を重ねれば重ねるほど、直面する思いに葛藤と苦悶する現場の苦しみを感じるのです。



同時に、「こうすればいいんでしょう?」みたいな安易な考えによるサービス提供者が、その地域や利用者に対して、就労支援に関する多大な影響を与えていることにもつながっています。

実際の就労支援の現場にいる人たちにその自覚がなくても、地域にとってプラスなのかマイナスなのかは、私たちでは容易に判断できるものでもありませんし、私たちが「正義」でもないのです。



「お金を与えることが就労支援ではなく、その人が満足しながらその人らしく『地域』で生きていくために何が必要なのか?」

「楽をさせる、お金を容易に稼ぐことができる、それが働くという意味や社会参加という意味につながるのか?」


だからこそ、少なくとも私たちは、「支援者として、利用者の人生の一部に携わる上での就労支援のあり方を常に模索する支援者」でありたいと願います。

その想いこそが、「原点回帰」という意味につながっているのだと思うのです。



普段、地域で就労支援を行っている支援者や、計画相談にそういった議論を行っているひとたちがどの程度いるのか、私たちにはわかりませんが、私たちはこうやって同じ空間に集い、議論を重ね、互いの考えに触れることで、少なくとも自分たちが携わる就労支援について、深く考え、気づきとなるきっかけになっているのではないかと思うのです。


自分たちの職域を守るためにも、『良心』に従って支援を行いたいものです。


そんな熱い原点回帰の会に是非、ご参加頂けるとうれしいです!






最近、相談支援のベテランなのに「新人です!」と言って回る人がいるとの苦情を承っておあります。

皆様におかれましても、十分にご注意ください(爆笑)




なんだか疲れをどっと感じる今日この頃。ひどい表情だな〜おい!







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