第37回福岡・筑紫地区就労支援運営連絡会(通称:原点回帰の会)のご報告
第37回 福岡・筑紫地区就労支援運営連絡会(原点回帰の会)のご報告です。
今回初めてブログを書かせていただきます、りたりこジュニア福岡中央教室で児童発達支援管理責任者をしております井福でございます。
毎度の自己紹介ではございますが、現在は児童分野でございますが以前は就労移行支援事業所りたりこワークスにてサビ管をしたり支援員をしたりと10年半携わった経験をお話させていただいております。
今回は直前の周知、時間も30分後ろ倒しという状況にも関わらず、たくさんの方々に参加いただきました。
誠にありがとうございます。
さて今回も「令和6年度 報酬改定・制度改正」についてアンケートをもとにお話をさせていただきました。
原点回帰の会はこのように、研修というより、座談会のような形で、みなさんからのお声を内容に反映させつつ、そこから広げ更に他のみなさんのお声を頂戴するスタンスで実施しております。
今回のアンケートの設問は「今回の報酬改定で知りたいことは?」次に「日々の困りや不安や聞きたいことは?」です。
いつにも増してざっくばらんなアンケートでしたので、多様なご回答をいただくことができました。
報酬改定により、食事加算はどうなるの?
利用者さんの体重管理?
ケース会議に利用者さんも参加?
地域移行等意向確認担当者って何?職員の給与に影響ある?
などの疑問が飛び出し、参加者のみなさんにご意見をいただきました。
そして後半盛り上がったのが「退所」に関することです。
就労移行支援事業所に居た私からしますと、利用者さんの退所は、めでたく就職が決まった「良い」退所と、支援関係が構築できずる「良くない」退所がございました。
今回はそんな「良くない」退所の話で盛り上がり、皆さんの経験した困難だったケースの報告会となりました。
「支援関係の構築」と書きましたが、これは今回、どこからが退所?となったときに私がお話させていただいたことです。
支援者と利用者は、あくまで支援関係で繋がっており、そこに上も下もないと考えております。むしろ、利用する側、される側なので、支援者は「支援をさせてもらう」立場である、利用者はどこの誰から支援を受けるか選ぶ権利がある、とさえ思っています。ですが、利用者は支援を求めている方であるため、ついつい支援を提供する側が気づけば立場が上のようになってしまうことがあります。そうなると、本来あるべき支援関係が崩れていってしまうのでは、と思っています。
今回の制度改正でケース会議に利用者さんを入れるようになったのは、そういった意味で本当の自己選択ができるようにするために改正されたのではと思いました。
しっかりとした「情報保障」そして「自己選択」。これを実施しながら自事業所を選んでもらう。
それが今後の福祉サービスに求められる姿なのかも知れません。
今回のアンケートの回答にはお答えしきれなったものがあり、それが「自事業所は周りからどう見られているのだろう?それを知る方法はなんだろう」です。
利用者さん、他の事業所から、どう見られているのでしょう?
次回、こちらをテーマに含みつつ、開催させていただく予定です。
今回もご参加いただき、またこの拙い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
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