【ノーマ公開研修会】第5回ご報告&次回(10/21)ご案内
😊ノーマ管理者です。
本年度も半年が過ぎ、折り返しとなりましたね。
先日来ご報告させていただいたように、10月からノーマは主任相談支援専門員3名体制となり、新たに協働体制(共同体)を構築する運びとなりました。
事業所がある那珂川市はもちろんのこと、協働体制の事業所が属する近隣の自治体、圏域設置である筑紫地区の自立支援協議会など・・・
これまで以上に視野を広げ、これまでの経験を活かして役割を担っていけるよう、努めてまいります。
この週末には、全国相談支援ネットワーク研修 in 岡山 に参加し、地域の相談支援体制(複数事業所の協働型)や人材育成に関する分科会で学んだことを実践していきたいと思っています。
個人的に感じていた課題にリンクした、小川専門官の言葉を伺い、モヤモヤを整理することできました。印象に残ったのは
「知っている」ことが前提のことも、再確認していく必要性があること。
右肩上がりで増えてきた相談支援専門員、そのため「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」が共通言語になっていないこと。
ある種の自己満足かもしれませんが、ノーマ全員が大切にしてきた、長く障害福祉分野に携わってきたからこそ感じていることを言語化し、発信し、当たり前と思っている事をあらためて確認しあう必要性を痛感しているところです。
共同体の会議だけに限定せず、毎月の公開研修会でも広くお伝えしていければと思っております。ある意味で経験はノウハウであり、情報は財産です。にも関わらず、出し惜しみせず、お伝えすることを疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
お互いの経験や情報を共有していくことが地域の活性化に繋がり、地域の相談支援体制の構築に繋がっていきますし、自分たちもまた、誰かの経験や情報にお世話になってきた経緯があるからです。もちろんこれだけではありませんが、こういった視点もまた、お伝えしていく必要があると感じた研修でした。
さて、前置きが長くなりましたが、先月の公開研修会のご報告と今月のご案内をさせていただきます。
9月のテーマは「スーパービジョン(グループスーパービジョン:GSV)」
個人が特定されない形で事前に事例を提出したいただき、当日は2つのグループに分かれて、時間のゆるす限り、ひたすらGSVを行いました。
- スーパービジョンがどのようなものであるか知りたかった、経験してみたかった。
- 日々の相談支援業務の中での悩みの共有や解決へのヒントを得たかった。
- 困難事例を通して、様々な相談支援専門員の捉え方、支援の仕方などを学びたかった。
- 支援の方向性に不安を感じている状態だった。
- 凝り固まった視点になっていないか確認したかった。
- なぜスーパービジョンに苦手意識を感じるようになったのか気づきたかった。
など、様々でしたが、終わってみてのご感想は、これまで以上にたくさんのお言葉をいただきました。
- 悩んだケースについてGSVを受けることにより、気持ち的にいろんなことが解決しました。
- 今回自身の課題に対する事と同じ事例があり、社会資源の学びとなりとてもすっきりした思いでした。
- 何からどのように進めたら良いのか答えられませんでしたが、先輩の相談員の方々の様々な意見を聞きつつ、なるほど!と納得する場面が多く感銘を受けました。又、様々な経験をされた先輩方の直接的な意見や思いは心に響きました。
- スーパービジョンの流れなど、スーパーバイジーも知っておくことが必要。
- 事例を他者に伝える時の要点のまとめ方、客観的に簡潔にまとめることが大切だと思いました。
- グルーブスーパービジョンは何度か参加したことがありますが、事例検討のような意見だしになってしまったところもあったので、バイザーとしての役割をもっと意識して、バイジーの方を元気にすることを意識できたら良かったです。次回から活かしたいです。
- 悩んでいることは共通していることだったり、同じような状況だったら自分も同じように考えるだろうなと思ったりした反面、自分では気付かなかった視点もあり学びがありました。
- 事例を通して、できる、できないにかかわらずアイデアを出す事で、支援の方法も見つかっていくのではないかと感じました。
- 自事業所の事例に対して、他の相談員の皆様からの意見を聞くことができ、新たな視点や発想、アイデアが出てきて、大変勉強になりました。
- 日常の業務の中で、自社の相談支援専門員がどのようなことで悩んでいる、困っているかも言語化されてより明確に理解できました。
- 事例を聞くことで自分のケースを重ね、自分が気付けない視点などを聞く事が出来ました。新たな視点なども教えてもらう事もでき勉強になりました。
- ファシリテーターの方が、「この悩みについて、初めての経験なのか?」との問いに対して、そういえば初めての経験で困っているんだなと客観視することが出来ました。相談員としても悩むことは多々あるので、このようなGSVを受けることにより気持ちが楽になりました。次、相談者に会ったときに提案しようと思います。
- 事例提供をさせて頂き、みなさんから頂いた意見はとても参考になりました。新しい気づきだけではなく、今の自分の思いに背中を押してもらえたようにも思います。
- 提供者や他の方の意見をスムーズに引き出してくれたり、どんな意見でも受け入れもらえる安心感のある雰囲気作り、相手の気持ちによりそいながらもアドバイスを含めた意見のまとめ方などとても学びが大きかったです。
- 支援会議と比べて思った以上に様々な意見が出て困っているケースの解決策が見つかった。また事例の説明の仕方次第で参加されている方の捉え方考え方も変わるので、いかに上手く分かり易く伝えないといけないか勉強になりました。
- 事例に対し悩んでいることが悪いことなのか?と考えていましたが「悩んで良い」と思えました。
以前に少し頭出しをさせていただきましたが、
10月は「ライフステージにおける障害福祉サービスについて」をテーマに行います。
あくまで自己学習や個別の対応については各自治体と確認していくことは大前提としながらも、何をどう確認すればいいかが分からないこともあるかと思います。
初任者研修を修了したばかりの方、実務経験の少ない方をイメージしていますが、現従事者の方も、お互いの知識や経験をシェアする機会として活用いただければ。
予備知識として知っておいたほうがいいこと、最初は分からなかったけど経験を積む中で知ったことなど、双方向での学びの時間になれば幸いです。
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<第6回 ノーマ公開研修会>
日時:令和6年10月21日(月)午後6時から
場所:計画相談支援室ノーマ
定員:およそ15名(配信はありません)
対象:応募者多数の場合は、相談支援専門員またはサビ児管を優先します。
参加費:100円(資料代)
【応募方法】
下記のメールフォームもしくはQRコードよりお願いします。
参加申し込みメールフォーム
※締切 令和6年10月19日(土)まで
注意事項:
・応募者多数となった場合は、計画相談の相談支援専門員を優先します(先着順ではありません)。あらかじめご了承ください。
・駐車場はございません。周辺のコインパーキングをご利用ください。(店舗等には絶対に停めないようにお願いします。)
・ 飲みもの等は提供しません。各自ご持参ください。
・ノーマはマンションの一室ですので、周辺環境への影響は十分にご注意ください。
・質疑応答を中心に展開していきますので、積極的な発言をお願いします。
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<今後の予定>
11月18日、12月16日
1月20日、2月17日、3月17日
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