【ノーマ公開研修会】第12回ご報告&次回(5/19)ご案内

😊ノーマ管理者です。令和7年度、最初の公開研修が終了しました。

研修報告の前に、今後の方向性を少しだけ。(詳細はまた後ほど)

前回のブログでも少し触れましたが、新年度のご挨拶かたがた、あらためて那珂川市内の障害福祉サービス事業所(相談支援専門員、サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者)の皆さま宛にご案内をお送りさせていただきました。



前管理者🐰が代表を務める会のご案内も一緒に


郵送前や直後に那珂川市役所や同じ那珂川市の主任相談支援専門員がいらっしゃる事業所にお伺いして、研修のご説明や那珂川市での継続したスーパービジョンの場の必要性、ご協力の相談なども直接させていただいたところです。

というのも、昨年度の那珂川市ネットワーク会議(自立支援協議会)では福岡県自立支援協議会のアドバイザー派遣をお願いして、スーパービジョンの講義と実践の場を設けるなど、地域での取り組みが始まったばかりで。

市役所(基幹相談支援センター)の方も企画に携わらせていただいている主任相談支援専門員4名とも、継続したスーパービジョンないしは事例検討の場が必要という共通認識がありながらも、相談支援事業所の数の少なさや、その場づくりをスピーディーに設定することはなかなか難しく。継続して行えるよう、時間をかけて丁寧な調整が必須であることは、協議会の事務局経験者として痛いくらい分かっているつもりです。

とはいえ、行政の方にお任せしっ放しで待ちの姿勢なのもどうなのか、かといってノーマだけで取り組むことに意味がある訳でもないし、個々人がスタンドプレーに価値を置いている訳でもない。


であれば、まずは身近な地域の事業所の方々に、きちんとご案内をする必要はがあるのではないか、との結論に至りました。しかも新年度というタイミングを逃してはもったいない・・・と、まぁつまりはバタバタの動きとなりまして。


市内の事業所の皆さまにおかれましては、突然のご案内になり失礼いたしました。

また、締め切り間近のご案内になってしまったにもかかわらず、いちはやくお申込みくださった方、複数日程をお申込みくださった方、お電話や郵便等でご自身の活動報告と合わせて労いのご連絡をくださった方がいらっしゃいました。

何かしらの興味を持っていただけたこと、反応をいただけたこと、ありがたく思います。



前置きが長くなりましたが、そんな想いの中で始めた本年度最初の公開研修会は「サービス等利用計画と個別支援計画のつながり」、第1回目と同じテーマで行いました。

初参加の方にも数名ご参加いただき、それぞれのお悩みや知りたいことを確認してからスタート。相談支援専門員とサビ児管の連携、役割の相違点、児童期と成人期の大切な視点などを共有。

サービス管理責任者研修の旧カリキュラム(分野別研修)で受講された方も数名いらっしゃり、研修や制度の変遷についても少し話題にしながら、基本に立ち戻り、日々の支援を振り返る時間を過ごさせていただきました。



 🍀新たに相談支援専門員として働き始めた方

 🍀相談支援事業所を立ち上げて数ヶ月が経過した方

 🍀計画相談2~3年目、慣れてきたからこそ迷う方

 🍀相談支援やサビ児管業務に長く従事している方

 🍀相談支援専門員に興味がある方


など・・・

20名を超える参加者の皆さんの経験年数や専門分野はさまざまでしたが、ご自身の傾向やクセ、苦手なことが見えてきたからこその悩み、ひとり事業所のため他の方の工夫を知りたい、どこまで聞いてどこまで書けばいいのかなど共感し合えるお悩みばかり。


終わってからも名刺交換をしつつ、日頃感じているちょっとしたモヤモヤを吐き出す機会にもなったようで、初めての参加で緊張されていた方の笑顔も拝見できて、わたしたちもホッとしました。



発言者も笑顔😄


わたし自身、人見知りや場所見知りをする傾向があるので・・・、今年度の研修も、どなたにとっても安心してご参加いただける場づくりを心がけていきたいと思っています。

支援者支援を志すわたしたちにとって、支援者にとっての「安全・安心な場づくり」はとても重要なことです。まだまだ、わたしたちの力不足もありますのでファシリテートスキルの向上に努めてまいります。

「安全・安心な場づくり」には、参加くださる皆さまのご協力も不可欠です。

ノーマ公開研修では、名刺交換や話題のきっかけ、ネットワークのひとつになればと、参加者名簿も配付しています。ご自身の経験や悩み、時にはセンシティブな想いが吐露されることもありますし、主催するわたしたちも参加される方も、その場にいる誰もにとって振り返りや気づきの時間となっています。

特にグランドルールの明文化、配付はしていませんが、大切な皆さんの話題は「その場限り」の話しとして、大切に胸に秘めていただけますようお願い申し上げます。

年度当初のため、あらためて話題とさせていただきました。



差し入れにお菓子をいただきました🍘ありがとうございました❕



💠  💠  💠 次回のご案内 💠  💠  💠

テーマ「ケアマネジメントにおけるインテーク及びアセスメントの重要性①

さて、5月は座学、7月は②実践編を行う予定です。(6月はスーパービジョン!)

くりかえしの話題で恐縮ですが、「相談支援の質の向上に向けた検討会」における議論で、あらためて相談支援専門員がソーシャルワークの担い手として期待されていると示されました。

『障害分野においては、障害児者の自立促進と共生社会の実現に向けて、相談支援専門 員には、「ソーシャルワークの担い手としてそのスキル・知識を高め、インフォーマル サービスを含めた社会資源の改善及び開発、地域のつながりや支援者・住民等との関係 構築、生きがいや希望を見出す等の支援を行うことが求められている」とされている。』
「相談支援の質の向上に向けた検討会」における議論のとりまとめ(平成28年7月19日)

そんな地域でのソーシャルワークの担い手である、わたしたち相談支援専門員にとって「障害者ケアマネジメント」はとても大切な技術ですし、もちろんサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者の方にとっても共通するものです。それは資格取得のための研修の講義部分が重なっていることの意味でもあります。


わたしが相談支援の仕事を始めた平成13年は、相談支援従事者初任者研修の前身である「障害者ケアマネジメント従事者養成研修」がようやく三障害合同で始まったころでした。障害種別による違い、合同で取り組むための課題など、事務局として大先輩方のさまざまな熱い議論を目の当たりにしましたが、「障害者ケアマネジメント」は全てに通じる大切な共通言語でした。理解を深めることで、おのずと見えて来るものがたくさんありました。


個人的な感傷を交えてしまいましたが、決して古い過去の話しではありません。今後は相談支援専門員だけでなく、相談支援員も増えていきます。NSK(日本相談支援専門員協会)の研修でも、相談支援専門員の業務独占、ソーシャルワーク資格の名称独占、がキーワードでした。ますます障害者ケアマネジメントの正しい理解は欠かすことができません。

サービス利用のスタートだけでない、相談支援の入り口としての「インテーク」や「アセスメント」の知識と技術を皆さまと学ぶ機会となればと思っています。

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<第13回 ノーマ公開研修会>

日時:令和7年5月19日(月)午後6時から

場所:計画相談支援室ノーマ

定員:およそ15名(配信はありません)

対象:応募者多数の場合は、相談支援専門員またはサビ児管を優先します。

参加費:100円(資料代)


【申し込み締切】令和7年5月9日(金)まで


【申し込み方法】フォームもしくはQRコードよりお願いします。

              


注意事項:以下あらかじめご了承くださいませ。

先着順ではありません。応募者多数となった場合やテーマに応じて、相談支援専門員・サビ児管の方、筑紫圏域の事業所の方を優先させていただきます。

駐車場はございません。公共交通機関もしくは周辺コインパーキングをご利用ください。(店舗等には絶対に停めないようにお願いします。)

③飲みもの等は各自ご持参ください。

④ノーマはマンションの一室ですので、周辺環境への影響は十分にご注意ください。

⑤質疑応答を中心に展開していきますので、積極的な発言をお願いします。


※参加後は、ふりかえりアンケートのご協力をお願いします。

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<今後の予定> 

6/16、7/14、8/18、9/8、

10/20、11/17、12/15、1/19、2/16、3/16

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