第3回デンマーク福祉研究会(通称:対話の会)のご報告




今回は、12名の参加者にお越しいただきました。

毎回、対話をベースとした研究会ですが、私は、この対話こそが福祉支援者にとって一番大切にしなければならないことだと思います。

相手の意見を受け入れる、相手の発言を尊重する、否定されない環境で話を進めることで、それぞれが相手を理解していく。

はっきり言いますが、『簡単ではありません。』
特に、この日本においては。

簡単ではないからこそ、私たちは取り組まないといけないと改めて思うのです。

デンマークは、対話の国です。
対話で問題を解決する。
これこそが民主主義の根幹です。

対話の重要性は、保育園、幼稚園から学びます。

学校教育の現場では、生徒も先生も対話をベースとしていきます。

学校のルールも、こどもたちを差し置いて決められません。

日本をみてください。

意味のわからない校則は誰が決めている?
意味のわからない宿題は誰が決めている?
意味のわからない指導方針は誰が決めている?

すべてはおとなのみで決めるのです。

だから、不登校が増えるのです。

デンマークの小中学校の校長先生に不登校問題が日本にあることを伝えると
「そりゃ〜、学校が面白くないからでしょう」との返答。

これこそが本質。

大人が民主主義を理解していないから、こどもも理解できない。
こどもも主義主張を言わない。
おとなはそれを良しとする。

そんな社会は「恐怖」でしかないことに気がつかないと。

すべては対話です。
福祉も対話です。

だから、私たちの地区では、これからも「対話の会」を続けていきます。

支援技術の前提は『対話』であることをもっと理解していきましょう!





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