第4回福岡筑紫地区児童発達支援研究会(通称:ハマチの会)のご報告。

 






今回は、もともとの決めていた内容ではなく、急遽、その場で対話を行う形式となってしまいましたが、返って、今回のゴールのない対話のなかから生まれた様々なことばに、たくさんのお土産を持ち帰ることになったのではないかと思います。


今回、たくさんのキーワードがでてきており、難しい反面、面白い内容でもありました。

「人材育成を行うことの重要性とその難しさ」

「困難事例ってそもそもなんだ?〜困難ではない簡単な人生なんてない〜」

「学びを得られる環境の重要性〜困難に直面してはじめて学びはある〜」

「怒りのパワーから、人材育成、社会変革を考える」 などなど

これらは、ハマチの会を主催する石井さんだからこそ生まれる対話だなと、改めて思いました。


オープンダイアログの中にある『不確実性の耐性」について、加えて、「ナラティブソーシャルワーク」の面白さを考えていた私ですが(知らない人にはなんのこと?って感じかもしれませんが、是非、本を読んで欲しい!)とにかく、先の見えない状況に対する耐性の低さが、安易に「困難事例」というレッテルを貼り、困難事例と言えば、何もしなくても許されるといった免罪符のように使う支援者も多いように感じます。

「そもそも、人の人生が簡単なものではないはず・・・」そんなことばが飛び交うところに、この会の面白さを感じるのは、私だけではないはずです。

「ネガティブ・ケイパビリティ〜答えの出ない事態に耐える力〜」

すぐにアマゾンで本を購入しました!

「ナラティブ・ソーシャルワーク“〈支援〉しない支援”の方法」もお勧めです。


この学習会の面白さをもっと知って欲しいのですが、その重要性を感じない人に届かないのもこういった研修会なんですよね・・・。

私は、自分の法人職員に対しては、特に人材育成を考える立場にいるのですが、研修がスタッフの質を向上させるとは全く思っていませんし、自己満足でしかないかもしれないとすら感じています。

しかし、必ずその必要性を感じるときがあって、そのタイミングこそが学びが必要な時などだと思っています。

だからこそ、そのときに学びの場が必要になる、そのときのために、私は(私たちは)、この福岡・筑紫地区地域福祉支援協会としての学びの場を続けていきたいと改めて思いました。


筑紫地区には、毎月2〜3回の障害福祉職員向けの勉強会があります。そんな環境はどこにもありません。

私たちは、デンマークにある「フォルケホイスコーレ」をみて、その理念を知り、スタートしました。是非、その心地よさを感じていただけたらと思います。

私たちの研修は、配信も行っています。詳細は、是非、facebookをご覧ください!



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