みんなで障がい児・者福祉現場の支援を語る「かたり場」vol.5のご報告

 









本来であれば、もう少し早く開催を予定していた福岡市城南区別府にある就労継続支援B型、自立訓練/生活訓練事業所でもあり、カフェレストランでもある『雨あがりの虹』さんで行われる「かたり場vol.5」でしたが、ようやく今回、実現することになりました。

実は、多くの人が楽しみにしていた会合でしたが、私どものメンバーも、様々な用事があり、参加できなくなってしまった方々もかなりいたようです。

そんなメンバーをよそに、とても刺激的で楽しい時間を過ごすことができた今回のかたり場でしたが、はじめての事業所を訪問しての配信ということもあり、なかなか勝手がいかず、普段のかたり場よりはだら〜っとした感じだったとは思いますが、それぞれのグループのなかで、いろんなお話がされていたように思います。

私どものメンバー個々人でつながっている方も多い「雨あがりの虹」の代表でもある生山さんが、今回の私たちの提案を快くお受けいただき、場所を提供していただくだけではなく、私たちのために時間外で開けていただき、お食事まで準備していただきました。

写真にあるように、すばらしい食事でして、ひとつひとつもとても美味しくいただきました。また、デザートには、今回ご参加いただいた「つばめ福祉会」さんが事業所でつくっている「シフォンケーキ」も提供いただき、これがまた美味しく、いやぁ、就労支援事業所もかわったなぁと改めて感じた次第でした。

今回は、勝手が違うということもあり、うまくまとめることができませんでしたが、そんな中でも、いろんな各事業所、支援者のエッセンスが散りばめられた会になったのではないかと思います。

そもそも、私も個人的に面識のあった生山さんは、その支援技術と支援スタイルを仕事を通じて拝見して、また、その謙虚さと穏やかな口調、雰囲気に、支援者として私自身も尊敬している方です。そういった方だからこそ、生山さんの周囲にもすばらしい人が集まり、今回は、参加者の半分が、生山さんつながりでの参加ということになりました。

はじめてということもあり、1時間かけてのそれぞれの参加者の自己紹介と、コロナ禍のなかでどのような状況だったか?また対策をおこなったか?という話をみんなで行いましたが、みなさんそれぞれ苦慮する面もあり、第一波のときは、その場しのぎの対応にならざるを得ない状況もあったようですが、そういった中でも、あらたな気づきや、新しい支援のあり方などの「きっかけ」となるなど、決してネガティブな状況ばかりではなかったことも確認できました。

ふと見渡すと、みなさんいろんな立場や思いをもって、積極的に障害福祉サービスを展開していることがわかり、以前のような障害福祉の世界にどんよりとした雰囲気はみじんも感じません。むしろ、明るく、デザインされた環境で、利用者さんたちと一緒に楽しんでいる様子を感じることができました。

個人的には、精神障害を専門とする事業所が集まっていたこともあり、私がこの仕事をはじめたときにいた環境と近かったため、自分のルーツを再認識できた会でもありました。また、これまで幾度となくコロナ禍においても、私たちは勉強会をオンラインをつかったりしてやってきて、話をしてきた内容を、ここで再度お話する機会を得たことで、今一度整理することができました。

話の内容が特に目新たらしいわけではありませんが、私たちがこれまで話をしてきたことを、新たな事業所の支援者の方々に共有できる機会があることで、私たちがこれまでにやってきたことの意義が確認できるよい機会となりました。

「そうそう」「私も同じ感覚をもっていた」「そのときはどうしたらよいかわからなかったけど、こうやってみなさんが同じ気持ちをもっていたことを知っただけでほっとする」

それぞれが感じることの再認識をできるようにする機会が、私たちの勉強会なのだと思っています。

私たちの勉強会は、どこの地区でもご参加できます。以前であれば、物理的にも近隣だけの参加だったと思いますが、コロナとなり、オンラインによる配信をすることで、距離という問題は解決できました。今後は、「参加したい人が気軽に参加できる。」そんな集まりにしていけたらと思います。

是非、お気軽にご参加いただけたらと思います。


さて、来週は私が担当する「チキンの会」です。

相談支援従事者現任者研修終了後に、その足で博多南駅ナカイチに参ります(苦笑)

現任者研修並に濃い(くどい?)研修ですので、是非、ご参加ください!



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