みんなで障がい児・者福祉現場の支援を語る「かたり場」vol.7のご報告

今回のかたり場は、福岡市内に台風が直撃した中での天神の貸会議室での開催となりました。

台風自体の影響は少なかったのですが、台風なだけに、風は結構吹いていましたね。そんな中、これまた多くの方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。


かたり場は、特に決まったテーマがあるわけではありませんので、ざっくばらんにお話することができる会として(あと、配信もされないので)、普段の支援の中で抱える悩みや迷いなどを気軽に相談できる会として重宝されています。


ここでは内容は書きませんが、やはり、みなさんそれぞれ支援の中で、迷いや葛藤を抱えながら、特に、最近は、事業所の急激な増加に伴う小規模事業所の拡大に伴い、気軽に運営や経営、支援に纏わる様々なことなど、わからないことを身近に尋ねる相手がいないということも、地域の大きな課題となっているようです。

また、地域にはよりますが、基幹相談支援センターなどが、本来、その役割を担うべきだとは思うのですが、実際は、委託されているセンターにもよりますし、特に私の地区のように、行政窓口が基幹相談支援センターの役割を担っていると、やはり、心理的ハードルもあがってしまうし、実際に運営上のトラブルにどこまで相談できるのかといったことも不安のひとつになります。

その点、ここに集う方々は、実際に、小規模・中規模・大規模の事業所を運営している方もたくさんいますし、誰もがいろんなケースを通して経験を重ねています。

そこから話されることばは、理想論でもなければ、教科書に書いてあることでもなく、実践を通じて積み上げてきた経験から生まれた専門的な知識や技術です。

そういった知識や技術に直接触れ、わからないことを気軽に尋ねることができる環境は、自分の支援の不安を早期に解消するだけではなく、心の支えになると思うのです。

最近は、コロナ禍における事業運営のリスク分散から参入する法人が増えています。そのため、事業所を運営する法人は、障がい福祉のことを全く知らないケースも増えています。だから、現場の職員が大きな問題に直面して、法人に訴えても、経営的なことしか話されず、まったく現場の職員の気持ちを理解してくれないといった訴えは、あちらこちらで聞かれることが多いです。

そういった悩みが積み重なると、法人の離職率が上がり、さらなる経営の不安定につながります。(ましてや、私どものような学習会や勉強会の参加をさせない法人もあります。)

結局のところ、現場職員を孤立させ、教育を放棄し、専門性の担保を許さない状況を生み出すのです。


私どもの学習会には、そういった悩みを抱えている方も参加されます。私たちは、守秘義務を守りますので、表に出してほしくない場合は、事前に気軽に相談していただければ、よろこんで対応します。

誰かの犠牲になるよりも、みなさんの将来につながる知識や技術を獲得するための場所として、これからも利用していただけたらと思います。







台風の日は、飲食店がしまっていて、困っていた中、天神地下街は開いていたので、蕎麦屋にいき、腹ごしらえをして、コーヒーを飲んで研修に臨みました。

が、コーヒーショップで携帯電話を忘れるという大失態を起こした、私でございましたとさ。


さて、次はチキンの会です!


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