第10回みんなで障がい児者の未来を語る「かたり場」のご報告
今回は、私たちの研修では珍しいともいえる「福祉用具活用による課題解決」というテーマで、訪問看護ステーションホークスの代表で、社会福祉士・理学療法士でもある辻さんにお話を頂きました。
私たちノーマは、身体障害を対象としていない事業所ということもあり、これまでなかなか福祉用具についての知識が乏しい状況でしたが、実は、担当が全くいないわけではありません。
むしろ、肢体不自由の方は、以外にも私自身が担当していることが多く、そういった知識の必要性は普段から感じていたのですが、身近なところに話ができる方がいることを知っただけでも、収穫の多い研修でした。
障害福祉分野の福祉用具は、思いのほか多岐に渡っており、実際に目でみてみないと必要とされている方に提案することは難しいと思います。
私自身も過去に、てんかんをお持ちの方がいましたが、その方が発作が頻発しているので、転倒時の怪我防止のため、いわゆる「ヘッドギア」と呼ばれるものをつける必要があります。
しかし実際の商品を見ると、いわゆる「ヘッドギア」といった感じで、決しておしゃれだったりするものではありません。
特に小さい子や若い子のなかには、そういったものを付けたがらない方も多いとのことですが、最近は、帽子のようにおしゃれで、一見、ヘッドギアとは思えないようなものも増えているとのこと。
安全のためにも付けて欲しいと思っているなかで、本人にとっての選択肢が増える、ニーズを汲み取るといった当たり前のことが、徐々に福祉用具の中にも浸透しつつあるのかもしれません。
振り返れば、そういった知識があるだけで、いろんな提案ができたと思うし、実際に扱う商品はバージョンアップしていることもあり、過去のイメージだけで判断することの難しさを感じることができました。
また、制度に関することや、1度購入したものの耐用年数、費用負担などについては、まだまだ経験が必要だと感じますが、そういった提案ができる相談支援専門員や支援員になることは、私たち自身のスキルアップにもつながります。
辻さんも話されていたのですが、「自分ひとりで考える」よりも「いろんな人のいろんな視点を聞いて考える」ことも大切だということがわかりました。
今回、発表していただいた辻さんが、こういった知識を持っていることを知っただけでも、困ったときは気軽に辻さんに相談できる体制づくりを行っていきたいと思っています。
さて、いきなりこんなニュースが・・・
なんか見覚えあるなぁ?と思ったら、ノーマのお隣で行っている工事現場でした〜
え?人が亡くなってんの?😱
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