第28回福岡筑紫地区福祉倫理研究会(通称:対話の会)のご報告



今回の対話の会は「価値観と多様性」というテーマで少しいつもと趣向を変えてワークを入れて対話を行いました。

 

ワークの内容として80項目ある価値観の中から自分が重要視している価値観を3つほど挙げ、挙げた項目とそう考える理由をグループ内で発表していただきました。

このワークを取り入れようと思った理由として改めて自分が業務や生活の中で重要視している価値観を考えていただきたかったこと、また、自分が重要視しているように他者も大事にしている価値観があるということを気づいてもらおうと思ったからでした。






 無意識に考えていることを意識的に考えることは普段の業務や生活の中であまりないことかもしれませんが、こういう機会を作ることで必然的に自分と向き合う機会になったのではないかと思います。

 

グループ内では自分以外の他の人の重要視している価値観、またその理由を聞くことで改めてその方を深く知ることができたという意見や「何て自分は面倒くさい人間なんだ」と自己理解が深まった方もいたようでした。






 私自身も改めて自分を突き動かしている価値観が普段の業務での癖や人との関わり方への動機になっていることもあるなと考えさせられる機会となりました。また、多様性の中に価値観がありそれを互いに認め合うこと、尊重していくこと、共感していくことの大切さを学んだように思います。





 自分が大事にしている価値観を他者は大事にしているとは限らないこと。

自分が大事だとは思わない価値観であっても他者は大事にしているかもしれないこと。

 

少数派の意見や考えを大事に考え認めていく誰も排除されない社会を想像しながらこれからもこの会を皆さんで盛り上げていただければ幸いです。

 

月末のお忙しい中たくさんの方に参加いただきありがとうございます。

皆さんに会えることが継続する力になっています。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

計画相談支援室ノーマ 相談支援専門員 松田










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