【ノーマ公開研修会】第17回ご報告&次回(10/20)ご案内

ノーマ管理者です😊


9月の公開研修はGSVでした。今回は事前の事例提出ではなく、当日その場で困りごとのある方・相談したいモヤモヤがある方に発表者になっていただきました。

なので当然、配布資料も事前資料も(ファシリテーターの心の準備も)なく・・・
資料がないので、自然と皆さんの視線はホワイトボードに。

話す、聞く、書く、見る、考える。発言や板書を待つ時間も、情報整理や思考のための大事な時間なのだと再確認できました。


今回のぶっつけ本番のホワイトボード↓
いろいろな方法があるかと思いますので、一例としてご紹介。




2グループに分かれて、それぞれのペースで始ったGSV。

課題の焦点化・発表者のモヤモヤを丁寧に紐解きながら、時計も見ず絶妙な時間配分で進んだ寺川グループ。

発表者の方が寄り添いながら支援をされ、ご自身の苦手なことを理解しているからこそ、相手との距離感や関係機関との関わり方、チームづくりの難しさなど、さまざまなことに思いを巡らせて苦慮しながら取り組まれているご様子が伺えました。


なんとなく自分流に板書のコツをつかんだ様子


アイデア出しに注力しつつ、実は隣のグループの進行具合も把握しながら進めた松田グループ。

こちらも発表者の方が、ご自身の傾向を認識しているからこそのお悩みや、ご家族の想いとご本人の想い。どうバランスをとっていけばいいか、表現が苦手なご本人の気持ちをどう伺っていけばいいか。お悩みに対する具体的なアイデアが出されていました。

周囲の様子も見ながら進行


偶然にも両グループとも22歳の事例。

ご本人とご家族ニーズの相違、チームづくり、役割分担の課題、緊急かつ措置対応ケースではセルフプランもあって良いのではないかなど、個別の支援事例やいち相談支援専門員の課題だけではない、地域全体にも繋がる話題になり。

やはり協議会で自治体と一緒に共有・検討していく必要性を痛感しました。


GSV、それぞれの地域でさまざまな方法で取り組まれていると思います。

個人的には、発表者の方が「あっ」と声をあげた時、表情が変わった時、笑顔が見えた時、言葉を飲み込んだ時、表現に迷われた時。大切な瞬間だと思うので、見逃さないように心掛けています。

「いま話していて思ったんですけど」「そういえば・・・」「うーん・・・」こんな言葉も丁寧に掘り下げて、差し支えなければ感じたことを率直にお話しいただきます。

思い浮かんだことがあっても、言葉にすることに差し障りがあれば、全体に伝えなくてもいいので、ご自身の気づきをメモしていただくことも。


事例検討は責められる気持ちになるから苦手、ということも聞きますが、GSVも「感情を吐露しないといけないから苦手」「アイデアをもらっても実践できない」という言葉を聞くこともあります。

どんな手法であっても、「気づき」「自己覚知」
何かしらの実感が伴うことが大切だと痛感しています。くどいですがパラレルプロセス。

大切ですね。

大雨の中ご参加ありがとうございました😊


10月は「サービス担当者会議・モニタリング・再アセスメントの重要性」です。あらためて各プロセスのポイントを振り返りませんか?


10月2日の研修も、まだまだ募集しております。

相談支援ってどこまですればいいの?基本相談ってどこまで?支援の質って?
基幹って何をしてくれるの?就労選択支援で相談支援の役割は?

多忙な業務の中でさらに負担をかけるのではなく、本来は支援がスムーズにいくための協議会、委託相談事業が少ない筑紫圏域ではなかなかその活用まで議論が進んでしない現状もあるかと思います。

計画相談が始まり、事業所も行政も手探りでそれぞれが必死に取り組んできた時代があったからこそ、今たくさんの相談支援事業所が増えた地域。その分、圏域全体での取り組みはまだまだ余白がたくさんあるようにも感じます。

一方で、障害福祉サービスとしての相談「計画相談」が始まる前から、地域療育等支援事業であったり市町村事業であったり。委託での相談支援事業などがありました。

旧法・措置時代に施設勤務のご経験や平成8年頃から取り組まれてきた相談支援をふりかえってお話しいただきます。

他の地域、昔の話し・・・ではありますが、計画相談が始まる前の状況を知ることで他地域での取り組みを聞くことで、何かしら考え方のヒントに繋がることと思います。

基本相談は善意でもボランティアでもなく、うたわれている相談支援専門員の大事な役割。

つい、直接的に報酬が発生しない業務と混同しがちですし、相談支援専門員でなくてもいい業務を他機関から丸投げされる(失礼)ことを容認するのでもありませんが、相談支援の全体像があってサービスにまつわる部分の計画相談。
サービス利用が安定しない時には、計画相談だけの支援では限界もあります。

直営の基幹相談支援センター、協議会は5市合同の圏域設置、各5市でも協議会(ネットワーク会議)がある、第2層の相談支援事業が少ない地域、基本相談を計画相談だけが担わざうを得ない状況、基幹との役割分担、セルフ率が少ない、緊急度の高いケースに計画相談が入ったときのマネジメントの難しさ。

ひとつの機関だけで整理できないこと、地域での取り組み方を考える機会として、ぜひ皆さまのご参加をお待ちしています!

地域、職種など制限はありません、ご興味・関心のある方にぜひご案内いただけますと幸いです。





 💠  💠  💠 次回のご案内 💠  💠  💠

<第18回 ノーマ公開研修会>


テーマ「サービス担当者会議・モニタリング・再アセスメントの必要性」


日時:令和7年10月20日(月)午後6時から

場所:計画相談支援室ノーマ

定員:およそ15名(配信はありません)

対象:応募者多数の場合は、相談支援専門員またはサビ児管を優先します。

参加費:100円(資料代)


【申し込み締切】令和7年10月13日(月)まで


【申し込み方法】メールフォームもしくはQRコードよりお願いします。

              


注意事項:以下あらかじめご了承くださいませ。

先着順ではありません。応募者多数となった場合やテーマに応じて、相談支援専門員・サビ児管の方、筑紫圏域の事業所の方を優先させていただきます。

駐車場はございません。公共交通機関もしくは周辺コインパーキングをご利用ください。(店舗等には絶対に停めないようにお願いします。)

③飲みもの等は各自ご持参ください。

④ノーマはマンションの一室ですので、周辺環境への影響は十分にご注意ください。

⑤質疑応答を中心に展開していきますので、積極的な発言をお願いします。


※参加後は、ふりかえりアンケートのご協力をお願いします。

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<今後の予定> 

11/17、12/15、1/19、2/16、3/16


<今後の予定> 

11/17「障害福祉サービスについて」
12/15「スーパービジョン(GSV)・事例検討会」
1/19「サービス等利用計画(個別支援計画)の作成に役立つ情報の聞き方」
2/16「個別相談会+交流会」
3/16「スーパービジョン(GSV)・事例検討会」

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