お久しぶりです、前管理者です。

協働体制1周年企画として記念講演会を開催します。



講師との打ち合わせでこれまでのことを振り返りました。

まだ、私が30歳始めの頃、当時、北九州の旧態依然とした精神科の勤務に辟易として、八女市の単科の精神科病院に転職し、配属されたのが地域活動支援センターⅠ型でした。

そこは、障害者自立支援法により平成18年に開設された八女地区障害者等相談支援センター「リーベル」が併設されており、まさに、地域の最前線での相談支援が行われていました。

当時の私は、医療相談の経験は多少あれど、所詮、院内の金銭管理や入院手続きの支援程度で、地域の最前線でご本人やご家族等のお困りごとを受け入れるといった相談支援の経験は全くない状況でしたので、そこでの経験はあらゆる場面において「はじめての経験」に等しく、苦悶したことを今も記憶しています。

しかし、そこでの経験が、正に今の相談支援を行う私の基盤となっているといっても過言ではありません。


その当時から、「北九州の柳沢さん」のお名前は、当時のセンター長をはじめ行政機関の職員からも数多く耳にしていました。

あれから数年の後、縁あって那珂川市(当時は那珂川町)にて計画相談の相談支援専門員として従事するようになり、平成28年1月に北九州の八幡で開催された「障害者相談支援ネットワークふくおか」のキックオフ研修に参加し、壇上に立っておられた柳沢さんをお見かけし(その時に、事務局長としてノーマ現管理者もそこにいたことを知らなかったことは秘密)、当時は、「雲の上の人」といった印象があった方を、今回、筑紫圏域にお呼びすることができるようになるとは、正直、夢にも思いませんでした。

もちろん、すでに現役を引退されている柳沢さんを、今回、お声かけするきっかけになったのは、当時、部下であった現在のノーマの管理者の縁があってのことですが、今回の研修開催をきっかけに、当時、関わりのあった相談支援の「レジェンド」と呼ばれる方々が、次々と驚きとともに参加に向けて調整する旨のお言葉をいただき、柳沢さんのこれまでの地域の相談支援における貢献と成果の一端をみせてもらったような気がして、主催者としても身が引き締まる思いです。

今回の講演会に先立ち、9月初めに柳沢さんにノーマにお越しいただき、直接、ご挨拶をさせて頂きました。

その後、約2時間に渡り、今回の講演でお話頂く内容について共有させて頂いたのですが、そのお話の内容の濃密さと視点の鋭さに圧倒され、当時のお話を聞かせて頂くなかで、私たちノーマの3人の相談支援専門員は、「この話を録画したかった」と心から思うくらいの、大きな衝撃と良い影響を頂くことができた時間でした。

すでに現場からは引退されており、終始、謙虚で柔和な表情の柳沢さんでしたが、時折見せる鋭い眼光は、まだまだ現在の福祉に対する強い思いがあることを示しているように感じました。

今回、これらのお話を、当日ご参加するみなさんと共有できることを、主催者として心から嬉しく思います。

同時に、福岡県における相談支援の成り立ちをよく知らない私たちの後の世代の相談支援専門員やサビ児管の皆様にとっては、直接、当時のお話を聞くことができる数少ない機会となると思います。

是非、多くの支援者の皆さんにご参加頂けれま幸いです。


記念講演チラシ
 

記念講演 申し込み書




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