第14回福岡筑紫地区計画相談支援研究会(通称:チキンの会)のご報告
第14回福岡筑紫地区計画相談支援研究会が3月27日(土)午後7時半より行われました。
マスクの着用並びに手指消毒、テーブル等の消毒の徹底、スペースの確保など、新型コロナウイルスの対応は可能な限り万全に行いながら、みなさんにはご参加、ご協力いただきました。
ご協力いただいたみなさんありがとうございました。
今年度初の「チキンの会」でしたが、担当する私としましては、より具体的な「計画相談のあり方」をみなさんと一緒に突き詰めていく1年としたいと思っています。
地域の計画相談の質や技術の向上のためには、それ以外の人々、特に事業所の皆様の声はとても重要です。
今回の研修にも、計画相談支援事業所だけではない方々からの参加も数多くいただき、一緒に「計画相談のあり方」を模索していただきました。
今回は、「利用者、事業所が求める計画相談とは?」「計画相談支援事業所が考える、計画相談のあり方」というテーマでまずはみなさんのディスカッションを行いました。
計画相談支援事業所の相談支援専門員に求められるもの、利用者、事業所と相談支援専門員のニーズのギャップを把握することで、トラブルの防止や信頼関係の構築をスムーズに行うことができるためのきっかけにできればと思いました。
次に、今回、参加していただいた相談支援専門員2名がつくった実際の「計画案」を見てもらって、その書き方やことばの言い回しなどの評価を行いました。
決して「ダメだし」をするのではなく、まずは、他人の計画案をみながら、自分が何に気がついたのか?自分が実際に作成する計画相談と比較して、その内容やことば、伝え方などどのように感じたか?といった、それぞれの気づきを話し合いました。
また、記載内容に関すること、特に「(情報が)足りないのは問題」だけれども、「なんでも詰め込めば良い」わけでもなく、利用者に合わせた計画書の内容や書き方とは?といった、なかなか行き届かない部分への気づきにもつながりました。
対話の中で話し合われた内容を文章にしても、「ふ〜ん」といった印象しかないかもしれませんが、その中での話は、それぞれが熱を帯びた、熱い内容の交流だったと思います。
計画相談は、まさに分岐点にいると思います。
実際の業務を行うなかで、「計画相談は必要な存在なのか?」という、まさに今後の私たちの職域の将来を担う重要な時期にきているのではないかと肌で感じるからです。
私たち自身が、3年前、5年前と比べて、相談支援としての質の向上が図れているのか?今後は、そういった点にもストイックに向き合っていきたいと思っています。
ちょうど、コロナの影響もあり、みなさんもなかなか出かけられない状況だと思います。
でも、こういったときだからこそ、自己を見つめて、向き合っていきたいと思っているのです。
計画相談として、利用者や家族、他の事業所と向き合っていく。
地域福祉の向上をみなさんと一緒に実現できればと思っています。
次回は、2ヶ月後です。スケジュールを確認して是非、お越しください。
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