第8回福岡デンマーク福祉研究会(通称:対話の会)のご報告









ご報告が遅くなってしまいました。
我が家が転居しまして、ネットがつながっていない状況が続いております。

いつもブログ更新をしないといけないと思いつつ、請求業務の時期に突入するという(汗)

前回の松田さん率いる対話の会の内容が個人的にもあまりに興味深い内容だったこともあり、対話の会が徐々に深みのある会になりつつあると感じている今日この頃です。

さて、対話の会の内容に入る前に、みなさんにちょうど、6月25日が私の誕生日だったということで、お祝いをしていただきました。

実は、その直前に、コーヒーをダダこぼししてしまい、私のシャツやズボンはコーヒーまみれ。やさしいみなさんから介護を受けていたところでした。

45歳のおっさんが、ちょっとテンションが上がってはしゃいているというお見苦しい姿をお見せしておりますが、ご理解の上ご了承ください(笑)

この年になってお祝いされることは、ちょっと恥ずかしさも感じつつも、やはり嬉しいものです。

年々、年齢を重ねていく中で、背負うものが大きくなり、反対にたいした人間でもないのに、皆様からチヤホヤされる存在になりつつあることに、個人的には危機感を感じているところです。

大切なのは、みなさんと一緒に現場に立ちながら、地域のリアルな声を吸い上げて、私たち福祉支援者が一丸となって地域課題に取り組んでいくこと。

そのためには、まだまだ動き回る必要がありますし、慢心しないようにしたいものです。

お祝いしていただいたみなさん、本当にありがとうございます。


今回の対話の会のテーマは、「障がいのある方の幸せな恋愛・結婚・出産・子育てとは?」。

このことについて、対話を重ねることにしました。対話とは、誰が発言しても、その内容に対しても否定されないこと、その中で、自分の考えや思いを話せること、誰も否定されない環境で対話をすることが、いかに新しい視点を私たちにもたらしてくれるか?

日本人は、対話は苦手です。議論となり、勝ち負けになってしまう。個々の意見を押し殺し、集団心理を利用して、一方的な結論に押し切っていく。

私たちは、対話の本来の力をしらないからこその結果だと思うのです。

今回の話の内容に、障害を抱える方々が、恋愛や性に対してどれだけのことを正しく理解しているだろうかという話に発展しました。

知的能力などによって違うことは誰しも理解できますが、触れさせない、話題とさせないようにした結果、恋愛、結婚、性、出産についての問題や課題に直面することが多くなります。

何よりも、そのときに犠牲となるのが、女性であり、こどもであるという事実。

「結婚ってなんのためにするのか?」そんな質問を投げかけたときに、驚く様な返答が出てくることさえあります。

しかし、本人が気がついてその認識を修正したりすることが難しいからこそ、妊娠・出産を繰り返すような自体に発展したりする。

愛されていると錯覚し、男性に依存するかの様に、男性の意のまま行動し、危険な環境に近づいたりすることもあります。

この問題は、家族だけに押し付ける問題でもありません。もちろん、学校だけに押し付けることだけでもありません。

でも、やはりこれまでは私たち支援者も見て見ぬ振りをしてきました。

相談支援専門員も、その問題に向き合うための社会資源や環境に誘導することもできていません。

先進的に取り組んでいるところもあるけど、簡単につなぐこともできないし、繋いでも双方が受け入れるかどうかはわからない。

やはり、身近な存在でそういった体制をつくっていくことが重要になります。

私たち支援者が、どのようにそういった問題に向き合うのか?もちろん、その答えを出せればよいとは思いますが、私たちは、結論ありきの対話を求めるのではなく、対話を通して私たち自信が何に気がつき、どんな行動をするか?を重視しています。

ことばで説明しても、その力を感じるまでには至りませんが、ここに参加している人の多くは、対話の力を感じている人たちだと思います。

松田さんの人柄もあり、真摯に話をすることができました。

結論はでませんでしたが、地域ニーズがあるのは確実です。

『性教育支援センター』というわけにはいきませんが、少なくともそういった教育の専門機関や専門職がいてもよいのではないかと思います。


是非、みなさんにも参加していただけたらと思います。



よろしゅたのんどきま〜〜〜〜〜〜す






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