第20回福岡筑紫地区児童発達支援研究会(通称:ハマチの会)のご報告
第20回を迎える「ハマチの会」が開催されました。石井さんの相変わらずの前日のご案内にもかかわらず、たくさんの皆さんにご参加いただきました。
今回も安定のTEKUNOBIの吉田さんを従え、「今日から使える支援力」というテーマでのお話をいただきました。
しかし、必ずしも保護者は、その支援を常に見ているわけではないからこそ、こどもたちの帰宅後の様子等でしか確認できないことも多いと思います。
石井さんの事業所は、「受け入れられる以上、利用は断らない」を謳っており、他の事業所で断られた利用児童であっても、受け入れるように常に人材育成と体制整備を行なっているのは、私たちの中では周知の事実です。
しかし、それを謳う以上は、それなりの支援力が求められるのは当然です。
だからこそ、アセスメント力であったり、行動分析等を利用した分析力、実際の支援力などが、現場職員にも求められることになります。
児童分野の事業所における支援力、いわゆる支援の質は、様々なところで謳われています。
そして、私たちが行うこと以上に大切にしなければならないことは、本人の「意思決定」を保証するということ。
本人の意思決定を保証することが、大人との対等な関係性を構築することにもなり、お互いの信頼関係を構築することが可能となります。
それが保証されてはじめて、スタッフの支援力が生かされることになり、利用児童も自分で決められる安心感が、意欲となり、達成感につながることになるのです。
こういった話は、様々な研修の話には良く出てくることではありますが、実際の現場で活かすためには、現場を管理する管理者や児童発達支援管理責任者の力量と、職員の意識が重要になります。
知識や技術を求める人たちは多いですが、それを現場で活かすことができる人は、そこまで多くないようにも感じます。
みなさんの事業所でも、たくさんのイベントや活動は行われていますが、その内容が「なぜ、こどもたちに必要な活動なのか?」を考えている人は、どの程度いるのかは疑問です。
実際に、児童分野の事業所を運営をする私であっても、「活動やイベントはこどもたちのためにあるのではなく、職員の手持ち無沙汰をなくすためのものではないか?」とすら感じることがあります。
「誰のための活動なのか?」
事業所内においても繰り返し自分を省みる機会をつくっていくことが求められます。
今回も、私自身、良い学びとなりました。
私たちの研修は、自由に参加することができます。
事前予約も不要ですので、直接、会場にお越しください。
次回は、来週の金曜日である5月19日(金)午後7時半からとなります。
久しぶりの「かたり場」です。
かたり場のテーマは、まだ決めていませんが、配信はありませんので、えげつない内容のお話がみなさんとできたらと思います(苦笑)
どうぞよろしくお願いいたします。
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