第9回みんなで障がい児者の未来を語る「かたり場」のご報告


たくさんの方々にお越しいただきありがとうございます!

ホークス辻さんの恐怖体験?(笑)

今回の「かたり場」は、『「やばい」を語り合う』をテーマに、話し合いを行いました。

結論から言いますと、『どんだけ地域に「やばい」があるのか?』ということを改めて知ることになりまいた。

(いやぁ〜、私たちの業界は、どんだけリスクに溢れた事業なんだと・・・)


終わったら、当然、恒例の名刺交換会&意見交換会

今回のテーマは、いろんな方々の琴線に触れたようで(苦笑)普段はなかなか参加されないたくさんの方々にご参加頂きました。

普段のチキンの会よりも、計画相談の相談支援専門員の参加が多いってどういうこと?といった感じでw やはり、相談支援専門員の情報網の広さ・厚さを改めて感じます。

「やばい」のなかには、支援者の健康面に関することもしばしば(笑)「高血糖」「結石」「高尿酸値」「鼠径ヘルニア」(爆笑)

みんな健康には十分気をつけてほしいです!


久しぶりのMSW相談支援室の川口くんと、ブライトの明賀くん


「やばい」の背景には、良い悪いも含めていろんな理由や解釈がありますが、利用者やそのご家族に悪影響を及ぼすような内容には、やはり同業者としては、何かしらの対応をしていく必要があると思います。

また、制度のルールを無視した運営をしている状況も確認できましたし、採用活動に関しては、支援者としての資質を疑う内容もあり、私自身も恐怖を感じました。


ご無沙汰ぶりの幸愛の浅川くんと初参加の宮崎さんも


あと、福祉サービスの提供にあっても「信者」「盲信者」を生み出す問題もあり、信頼できているときはよいけれど、「覚醒」したあとは地獄でしかないといった話もちらほら・・・。

支援者である私たちとしても、信頼関係の維持まで考えると、利用者やそのご家族との「距離感」ということは、常日頃から意識する必要があるのかもしれません。


『やさしさ=支援』ではないことを、肝に銘じます。


体調を崩していた「ひまわりらんどなかがわ」の土屋くんも初参加!無理せんように〜


この場で話があった内容は、とにかく様々な範囲の内容でしたし、その内容すべてに驚きと恐怖を感じることもありましたが(汗)個人的に気になったのは、やはり「計画相談」に関すること。

私自身も、この地区で計画相談をはじめて10年目になります。

この地域の変遷を身近で見てきたからこそ、計画相談に求められる役割には、人一倍気を配ってきました。


ailus(アイラス)の金井さんも久しぶりの登場!


また、少なくとも地域の福祉の質の一端を担う「計画相談」だからこそ、私たちが決して譲ってはならないこと、制度に基づいた運営については、私自身、最も注意を払ってきました。

しかし、一部の計画相談支援事業所の運営には、許しがたい内容も含まれていました。


①未だ、本人や保護者が署名をしていないのに受給者証が発行されている。

②受給者証は発行されているが、相談支援専門員と数年会ってもいないし、連絡もない。

③白紙の(何も書かれていない)計画案に署名をさせられる。

③初回契約・アセスメント時に、自宅訪問をしない。事務所への来所を強要する。できない人は受け入れない。

④本人や家族のサービス利用や事業所の選択を否定し、相手を圧迫するような面接を行う。


などなどなど・・・(怖)


TANOSHIKAの久保田くんはともかく、WILLLIFEの稲永くんがスーツを着ると、「何の会合に出たの?」と不安になるのは私だけ?(笑)


これらの内容は、同業者としては絶対に許される行為ではありません。

なので、この地区の出来事であれば、発見もしくは耳にした次第、指定権者に報告したいとも思いました。

それは、ご本人やご家族のためだけではなく、この業界で共に真面目に働く同業者のためでもあります。

別に行政から言われているわけではありませんが、この地区でもっとも長く計画相談に携わっているからこその責任だと思います。


○障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準(平成二十四年三月十三日)(厚生労働省令第二十八号)

(提供拒否の禁止)

第七条 指定特定相談支援事業者は、正当な理由がなく、指定計画相談支援の提供を拒んではならない。


第十五条2の六

相談支援専門員は、アセスメントに当たっては、利用者の居宅等を訪問し、利用者及びその家族に面接しなければならない。この場合において、相談支援専門員は、面接の趣旨を利用者及びその家族に対して十分に説明し、理解を得なければならない。


LIFACT(リフアクト)の吉田さんの骨伝導イヤホンが変わってる!(買い換えたっぽいw)

実はノーマ出身者の二人!ほんとよくがんばってくれてます!



原則、契約、アセスメント、サービス担当者会議、モニタリング等は、すべて「居宅」で行う必要があります。

自宅で行うことができない正当な理由の中に、「遠いからいけない」「時間がないからいけない」はありません。 

「受け入れができない理由」の中に、契約者がいっぱいで受け入れることができないという理由以外の拒否は、原則できません。

「来所できないから、受け入れを断る」は、「受け入れができない理由」にはなりません。

(それなら、最初から受け入れ可能地区に入れてはいけないと思うんですけどね)


浅川くんも、お身体には気をつけて〜!


特に、「契約・アセスメント」は、行政からの指示や利用者側のやむを得ない理由以外は、原則、自宅を訪問することが、計画相談では必須と言われています。(そもそも、どうやってアセスメントを取るんでしょうか?)

それ以外のことであっても、原則は「居宅等」と法律に記載されてある以上、居宅で行うことが筋となります。

(長期入所者・長期入院者であれば、居宅は病院であり、施設であることは当たり前です)

しかし、多くの支援者が集まる環境の確保といった理由から、必ずしも居宅でできない場合もあるからこそ、私たちは意識的に普段から居宅を訪問したりする必要があるわけです。


・・・私、ちょっと怒っていますけん(ぷんぷん)


とまぁ、地域のいろんな情報を耳にすることができたからこそ、常に私たちの周囲には「リスク」があるのだということを改めて認識することができました。

また、一方で「最近は、そういったやばい内容の話を聞かなくなった」との報告もありました。

理由は明確ではありませんが、「やばいことがあちこちに生じているのかもしれないけれど、事業所が増えすぎて埋もれるようになったのでは?」という声もあれば、「やばい話がスタンダードになり、かえって気にならなくなったのでは?」という話もあり、「やばいことが表に出るようになり、きちんとする人も増えているのでは?」といった声もありました。


できれば、良い方向に進んでいってほしいと思います。


さて、来週は、「チキンの会」です。

今回のことを踏まえて、今一度、計画相談に求められることをお話ししようかなと考えています。

来週も是非、お越しください!


お疲れ気味の江﨑さんと深夜の食事。コンビニの駐車場で椅子を出すのはやめましょう(苦笑)






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