第25回福岡筑紫地区児童発達支援研究会(ハマチの会)のご報告



第25回を迎えるハマチの会は、「ミクロの専門性、マクロの専門性(仮)」とのタイトルでお伝えしておりましたが、ふたを開けてみると「(子どもたちの)権利擁護」というスライド資料を用いてのお話となりました。

権利擁護の研修は、根拠法に基づく話がメインになると誰が話しても同じ内容で単調に感じやすいですし、自分の考えをお話しすると独自研究のようになって理解するのが難しくなる傾向があり、そのバランスは試行錯誤しながらお話をしています。


本日のお話は「権」「利」の漢字の持つ意味から確認し、Human Rightsとのニュアンスの違いについてお話ししながら、徐々に概念的な理解が深まるような構成にしました。

ソーシャルワークの考え方として「エンパワメント」と「抑圧からの解放」とキーワードとして踏まえ、それを子どもたちの日常的な権利擁護の具体例を交えてお伝えしました。


意思決定支援のプロセスやマルトリートメントの予防の概念は、障がいを抱える子どもたちに限ったものではありません。

皆さんそれぞれの職場に持ち帰る気付きや学び、熱量もいくらかあったものかと思います。研修の目的は「現場での行動変容」が最も重要だと考えています。

是非皆さんのより良い実践の一助になれたとしたら大変うれしく思います。 


メタファシリテーションについても僕自身も学び続けている最中です。

ですが、実際の事実質問の事例はとても地味ですが細かい専門性をお伝えすることができたと思います。


引き続き、子どもたちの権利を守る支援者であり続けたいと思います。がんばります、がんばりましょう。


ハマチの会担当 石井










コメント