第39回福岡筑紫地区計画相談支援研究会(通称:チキンの会)のご報告です


第39回となったチキンの会となりました。

今回は、先週のかたり場に引き続き、たくさんの方々にご参加頂きました。

誠にありがとうございます。



さて、今回は「未来を見据えた相談支援のあり方を考える」というテーマでお話させていただきました。

計画相談を含む「相談支援」の現場では、利用者の目の前の課題や今だけに目を向けるのではなく、その方の未来まで目を向けて、相談支援を行なっていく必要があるのではないかと考えます。

それは、毎日ではないものの、何年にも渡り利用者と関わることができる相談支援専門員だからこその視点であり、利用者に定期的に行うモニタリングやアセスメントを通じて、過去・現在を評価し、その上で未来を見立てながら提案を行なっていく、そんなことが可能な立場にいると思っています。


もちろん、私たちは預言者ではありませんが、少なくともたくさんのケースを通じて培った様々な成長過程における情報は、私たちにとっての大切なデータベースとなり、少なくともその方の状況をみながら、どのような推移が考えられるのかといったことを予測することは、占い師よりも確実にできると思うのです。



ただ、普段の業務のなかで、適当なモニタリングやアセスメントを行なっていれば、当然、その情報も薄っぺらいものになるわけで、そういった現状では、予測を立てることすら困難であることは容易に予想がつきます。

だからこそ、普段の業務に妥協を許さず、真剣に向き合いながら計画相談を行う相談支援専門員と、件数ばかりを稼ぐことに特化した相談支援専門員では、その方の未来や将来は大きくかわります。



その方に対する相談支援専門員の向き合い方を通じて、相手にどのよな感情として伝わるのか、その結果が、利用者に不安を与えることにもなるでしょうし、計画相談の数が飽和した現在では、「移管」の話も度々出てくることでしょう。

そういった自分自身のマイナスな面にいかに、いかに真剣に向き合っていくのかが、今後の私たちの未来を決めていくのではないかと考えます。



そういった意味では、今回のテーマは、計画相談の相談支援専門員だけではなく、事業所のサービス管理責任者や児童発達支援管理責任者、そして、基幹や委託の相談支援専門員にも通じるような内容だったかもしれません。


別に私が完璧にできているとは思いませんが、そういったことを考えられる相談支援専門員になることが、最終的には「選ばれる相談支援専門員」となる近道なのかもしれませんね。


今回も、ご参加いただきありがとうございました!
















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