《利用者並びに保護者の皆様へ》nomaができること、できないことについて

GW(ゴールデンウィーク)となりました。

あちらこちらで渋滞予測や渋滞情報が流れるようになり、まさに、世間はお休みといった感じでしょうか?

反面、事業所さんは、月末を迎え、請求業務などでそれどころではないといったところだと推測します(笑)

GW期間中は、お休みの方も、そうでない方も大変な時期なのかもしれませんね。


私も、久しぶりの長期のお休みですが、こういったときこそ家族孝行を行っていないと、このまま捨てられてしまうのではないか?、、、なんてことを考えております(笑)



さて、nomaがはじまって3ヶ月が経過しました。

この3ヶ月は、皆様には以前の3階ラボからnomaへの契約変更をお願いからのスタートでしたので、これまでよりも一手間増えて、皆様には大変ご迷惑をおかけすることとなりました。

それでも、契約変更を快く引き受けていただいており、本当に感謝してます。ありがとうございます。

私一人で、170名以上を抱えていることから、細やかな対応はできていないと思います。そんな中でも、ご契約している皆様は、自ら行動したり、保護者や周囲の支援者が動いてご本人を支えて頂いており、本当に私自身も助かっております。

本来であれば、時間を要するような支援は、「基幹相談支援センター」が窓口となって、細やかに支援を行ってくれるのが本当だと思いますが、この筑紫地区には、「基幹相談支援センター」もなく、ここ数年のうちにできるような動きもみられていません。

しかも、筑紫地区4市1町(10月からは5市に変わりますね!)にひとつ基幹相談支援センターができたところで、果たして何をどれくらい対応できるのかといった状況でしょう。

お隣の福岡市は、中学校区にひとつの基幹相談支援センターがありますので、本当に羨ましいかぎりです。

私どもにも、たくさんの「事業所を探してほしい」という依頼がありますが、その声に応えていくためには、当然ですが(本人の能力も、周囲のサポートもない)支援が必要な方が優先されます。

例え必要な方であっても、なかなか先に進まないのが現状です。


理由のひとつとしては、サービスが豊富にある事業(放課後等デイサービスや就労継続支援事業)なら、それでもすぐに対応できる部分もあるでしょうが、入所施設や例えば人手不足に悩むヘルパー事業所さんなどを、希望どおりに即座に探すのは、並大抵のことではありません。

福祉の人材は、減少の一途を辿っており、本当にこのまま福祉の質や量を維持できるのかといった心配すら存在します。

特に、隣は福岡市であり、人口が爆発的に多い地区であり(当然、比率的に障がいを抱える方も多くなります)、また、その周辺に位置する筑紫地区は、グループホームや入所施設はほとんどない(少ない)状況です。

ヘルパーさんは人材不足に喘ぎ、支援の必要性が高い方であればあるほど、支援者不足に陥っています。

そんな中で、簡単に「事業所を見つけて下さい」と言われても、他の方の計画相談→書類作成に日々追われている毎日の私たちにとっては、申し訳ないのですが、簡単なことではないのです。

こうやって長い休みがあっても、正直、「何もかも忘れて休める日」なんていうのは、相談支援専門員にはないのではないかとすら思います。


例え、私たちがみつけた事業所だからといって、ご本人に適しているかどうかは正直わかりません。選択肢がないくらいに、サービスが少ない事業を選ぶときは、後々トラブルの原因にもつながるため、さらなる慎重さが求められます。

安易な選択は、ご本人にとっても事業所にとっても負担を強いることから、何一つ良いことはないからです。

周囲の関与ももちろん大切ですが、やはり、ご本人がどうしたいかという点を無視すればする程、後々トラブルに発展することになります。

そういった状況のなかで、私たち相談支援専門員も積極的に支援を行うことはできないのです。

支援の必要性は理解できても、本人の意思を無視することは、後々「信頼関係を崩す」ことにも繋がり、結果的に「支援の中断」に繋がることも多々あります。

計画相談として、何もできなくなるのです。

そういったリスクも考えながら、私たち相談支援専門員は支援を行っているのです。

ですので、できないことはできないとはっきり言うようにしています。

「期待」は、うまくいかないときに「裏切り」となり、「失望」に繋がるからです。


皆様にも、是非、ご理解を頂きたいと思っています。


「役立たず」とお思いであれば、他の事業所のご利用をお勧めします。

よろしくおねがいします。











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