第35回福岡筑紫地区就労支援事業所運営研究会(通称:原点回帰の会)のご報告

 


前回のブログでも書いた通り、今回の原点回帰の会は、長崎から戻ったばかりの方も多く参加しており、みんな疲労感でいっぱいの状況でした。

さすがの私もどっと疲れて、栄養ドリンクを飲んでの参加となりました(笑)



就労支援の勉強会である「原点回帰の会」は、事前アンケートを行った上でのトークとなりますが、大体、アンケートに答えきった日はありません(爆)

今回も、絶賛、途中で終了となりましたので、来年2月に持ち越しとなりましたが、それも含めて安定運用となります(笑)



正直に言うと、私自身は疲れのピークで、何を話をしたのかあまり覚えていないのですが、一つ言えるのは、就労支援は時代背景や社会情勢によって大きく変化し、今回の報酬改定も、過去の制度の焼き回し?ことばをすり替えただけ?のような状況も見え隠れするため、時代は巡るといった表現が適切のようにも感じました。

最近は、制度ありきの運用が中心となり「答え」を求める支援者が増えてきましたが、それでは障害福祉、特に就労支援の現場に発展はありません。

この時代だからこそ、「就労支援として何をすべきなのか?」「そのために、私たちができることは何か?」を考え、その上で、できる範囲で「実行していく」まさに、『実行力』が求められると思います。



そのことで、後で給付がついてくるのであり、そのためには、5〜10年を要することになるでしょう。

そうやって、私たちが日々、考え、取り組むことで、少しずつ福祉の現場が変わってくるのだと思っています。



ほんの数年前、「福祉を変える」と謳ってはじめた人たちは、今はどこにいるのでしょうか?

福祉は、実際に変わったのでしょうか?

「目新しいことをすることが福祉を変える」のではなく、利用者やそのご家族に寄り添いながら、「今、私たちにできることはなにか?」「私たちがすることで、周囲への影響はどの程度か?」「行政機関はその行いにどう反応するのか?」そういった、面倒ながらも、地域を含めた地道な努力こそが、本当に意味での福祉を変えることにつながるのではないかと思いました。

そのためには、「福祉支援者が自信をもって福祉を語ること」。

それこそが、この「原点回帰の会」に求められるものだと思っています。



松尾さんと井福さんのこのコンビが、来年度も継続することが決まりました。

変化も大きく、社会情勢に翻弄されやすい就労支援の現場に、「就労支援とはなにか?」を常に発信してくれるおふたりに、これからも期待したいと思っています。


来年もどうぞよろしくお願いします!















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