《各支援事業所向け》私たち福祉従事者は、地域の社会資源であることを自覚しよう。
知るひとぞ知るOさん!久しぶりにお会いして、元気そうでよかった!
ここには写っていませんが、元ち◯しのTさんにもお会いできました。
うれしくて、3時間くらい話し込んだ気がします(笑)
実は、この前にリタリコさんも本部よりわざわざお越しいただいておりまして、
かれこれ3時間くらいお話に盛り上がった次第です。
結果的に、昨日は、私、6時間程度しゃべりっぱなしの1日だったということで
脳みそフル回転の疲労度マックスでした(笑)
さて、計画相談をやっていて常々思うのですが、
事業所ではたらく人材は、事業所だけの人材だけではなく
「地域の人材である」ということ!
その点を法人さんがいかに考えてくれるかということが大切だと思います。
少子高齢化を迎える日本において、
福祉人材を確保することは、以前にも増して厳しい状況です。
とにもかくにも、福祉職の人気がない!(笑)
にも関わらず、これまでと同じようなやり方で運営できると思っている
運営法人さんのお花畑度には、ある意味、畏敬の念を感じます。(皮肉)
自分たちの考えに合わない、自分たちのことばに反論する
そういったひとたちを無下に切り捨てる法人に対して
どうして、新しく優れた人材が確保できるのでしょうか?
ましてや、どんなにいい人材がいても、
その事業所から離れていく人たちを横目に見ている外部の私たちが
どうして、その事業所を信頼できるでしょうか?
私たちの仕事が、他の仕事と少し違うのは
「地域の社会資源を担っている」
ということなんです。
であるならば、なんでも私たちの勝手というわけにはいかないのです。
事業所から人材が流出するということは、
「その地区の福祉人材が流出する」
ということなんです。
そして、その結果、
「その地区の福祉の信頼を損ねる」
ということにつながるのです。
全国で事業所閉鎖が続き、路頭に迷っている障害をお持ちの方が
数多くいることがニュースなどでもご存知だと思いますが、
その地区の、福祉に対する信頼を失っていることにも気がついて欲しい。
そして、現場で働くということは、とても大変な仕事です。
おそらく、支援者の方々は、その方のその日の微妙な違いを感じとったり
いつもと違う面を感じとったりして支援にあたっているはずです。
そういった力は、簡単に養えるものではありませんし、
そういったセンスをもった方が、この世にたくさんいるわけでもありません。
よく、民間の会社では、「2割の人が全体の8割を稼ぎ、残りを8割の人が稼ぐ」
といったことばが言われます(←多分)
福祉では、必ずしもそうではないですが、言い方を変えると
「2割の支援者が、8割の支援者のこころの支えになっている。」
といえるかもしれない。
その人たちがいなくなったあとの事業所がどうなるのか?
やはりそういった想像も必要だと思う。
そして、私も含めて、管理者になったり、法人役員になると
周囲も含めてちやほやされるようになります。
しかし、私たちは天才でもなければ、万能でもないのです。
カリスマと呼ばれる人がいつまでもカリスマでいられると思ったら大間違い。
年を重ねていけば、雲の上の人となり、身近ではない存在となるのです。
周囲にイエスマンばかりが増えてきたら「危険信号」
だれも、NOと言えないだけの、独裁体制となっているかもしれません。
そして、多くの法人がこのことを
「同じ方向を向いて仕事をしている」
と勘違いしているようにも思います。
もちろん、同じ方向を向いて仕事をしている法人もあると思います。
そのときは、会議の席などでいろんな意見が活発にでます。
そういった意見のなかで、いかにみんなで納得して共有していくか
そういったプロセスを大切にしている法人で言えることであって、
最初からゴールが決まっているような会議であったり
最初から有無を言わせないような雰囲気があったりするのは
おそらく大いなる間違いを犯してしまうのではないかと思います。
私たちは、常に組織の崩壊と隣り合わせにいるのかもしれません。
ですから、今一度、危機感をもって職員へのアプローチをお願いしたいです。
なによりも必要なのは、議論ではなく「対話」なのです。
最後に今一度お伝えします。
「職員の退職は、地域の社会資源の流出でもある」
是非、よろしくお願いいたします。
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