暑中お見舞い申し上げます!


暑中御見舞い申し上げます

しかし、暑すぎじゃないですか?

これまで、放課後等デイサービスのお子さんたちを外に出せないことなんて、
こんなことなかったような気がします。

根性論なんてどうでも良いです。
(個人的に、努力と根性ということばが嫌いでして)

みなさんそれぞれで、絶対に!身を守ってくださいね!
そして、事業所さんも最大限の配慮をお願いします。


学校が長期休暇に入ってから、放課後等デイサービスさんは
本当に忙しい時期に入っていると思います。

そして、お子さんたちも普段通っている学校がない分、
日々、通うことができるデイサービスは本当に楽しい場所になっていると思います。

毎日、課外活動でいろんなところにお出かけしている姿をみると
スタッフさんの働きぶりもさることながら、
こどもたちもこうやっていろんな経験を重ねているんだなぁとしみじみ思います。

時々、福祉(税金?)でこどもたちが出かけたり勉強したりすることを
快く思わない人がいるということを耳にします。

しかし、そんな無知で無理解なことばに耳を傾ける必要はありません。

なぜなら、デイサービスがあるからこそ
支援が必要なこどもたちはお出かけすることが可能となっているわけで
もしそれがなかったら、ご家族の負担はかなりのものがありますし
そもそも、出かけるという選択肢すら最初からないご家庭だってあります。

最終的には、そういった要因による様々な経験不足から
こどもたちが、そのときに必要な社会に適応する力を育むことができずに、
おとなになっても外に目を向けることができない状況も予測できるわけです。

その結果、時間の経過とともに生活を維持するためにさらなる支援が必要となり、
さらなる社会的コストにつながるわけですから
そういった問題を放置することは、
その必要な費用を自ら増え続けさせることになるのです。


福祉というのは、「イメージ/想像力」が重要です。

人のこととしてしか思えなければ「コスト」でしょうが、
自分のこととして思うことができれば、それは「投資」です。


みなさんがあたりまえだと思っていることが
あたりまえではない人たちがいる。

あたりまえでないからこそ、
みなさんのあたりまえと同じにするために
福祉は存在しているのです。

私たちにとっての、今のあたりまえが
いつあたりまえじゃなくなるかは予想できません。

だからこそ、想像力が必要なんです。





あたりまえになるためには、
あたりまえになるだけの支援が必要になるわけで
その支援の量は人によって様々です。

一部の人がこころよく思わないのは
その量のちがいを指摘しているのでしょうが
それは、イメージ/想像性の欠如です。


その人の本当の姿をどこまでしっているのでしょうか?
私たち支援者ですら、どこまでその人のことを知ることができているでしょうか?

見えているもの、聞いていることが全てなのでしょうか?






そういった視点でものごとをかんがえたときに
「生産性のない人たちに税金をつかってよいのか」とか
「税金で宿題をみてもらっている」といった
そういったことばがでてくるはずもないのです。


こどもたちは遊んでいるのではありません。
社会経験をしているのです。


その経験が、社会性を育み、社会に適応する力を育んでいくのです。

その先に、私たちが目指す、「ノーマライゼイション」「インクルージョン」
が待っています。


なんか熱くなってしまいましたが、それは猛暑のせいです。

そして、私のパートナーからは
「想像力が足りないのはあなただ」といつも言われていることも
ここに付け加えておきたいと思います(笑)






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