計画相談支援事業所の相談支援専門員を目指すみなさんへ

私ども計画相談支援室 ノーマには、
計画相談として独立したいというご相談がかなりあります。

もちろん、お話だけという方もいますが、
多くは、現職をやめて自分で立ち上げたいという人ばかりです。

母体法人に所属している計画相談支援事業所と
自ら法人を立ち上げて設立している計画相談支援事業所とでは
動きが全く違う面が数多くあります。

ノーマは、全国的にみても特殊な計画相談支援事業所です!

理由としては、母体法人に所属しながら、
母体法人から30キロ離れている場所に
設立している計画相談支援事業所だからです

母体を持つため、安定した運営が可能となりながら、
法人内の事業所を利用している利用者さんを
一切担当しない「計画相談支援事業所」なのです。

そのこと自体が「特殊」と言えます。

本来、計画相談支援事業所は、
母体法人の「考え」「意向」を反映せざるを得ません。

どんなに、相談支援専門員が「中立」「公正」を訴えても
法人の意向次第では、表では中立公正を訴えていても、
実際にはそうはならないことも多々あります。

この相反する行動を強いられる状況下が長く続くことで
多くの相談支援専門員が疲弊し、苦しむことになるのです。


世の中がいくら「計画相談の必要性」は理解していても
運営法人としては、法人側の意向が第一になってしまうので
運営側に余程、計画相談に対する理解者がいないとうまくいきません。

なので、1度、相談支援専門員が退職したりすると、
即座に事業所の廃止となり、利用者が路頭に迷うのです。

ちなみに、そういった状況にある多くの相談支援専門員はというと
計画相談業務に対して、誇りをもって取り組んでいます。

この仕事をすること自体に、強いやりがいを感じているのです。

だからこそ、危ないリスクを感じながらも自ら設立して、
これまでの利用者さんの相談支援を行いたいと強く思っているのです。

結果的に、もはや3階ラボ時代から5年の計画相談を行っている
私どもノーマに相談に来られるのだと思います。

さて、単独で計画相談を運営することですが、
正直にいうと「簡単ではない」と思います。

計画相談でお金持ちになることは到底不可能です。
計画相談で生計を立てるためには、本当に日々を頑張らないといけません。

しかし、あなた自身の手で将来の方向性を選択しながら、
あなたのやりたいように仕事をコントロールでき、
(自己責任ではあるものの)自由に業務に取り組むことができます。

このような仕事は、福祉の中ではあまりないのではないかと思います。

地域のニーズや利用者の声を耳にすれば
あなた自身で本当に必要なサービスを開発することもできます。
リアルに、地域に貢献できる仕事なのです。

自らアクションを起こせば、その反応を直接見ることができますし
地域の福祉向上のお役に立てる仕事です。

そういった地域に根ざしてお役に立てる仕事を行うために必要なものは、
「ちょっとした勇気と行動」でできることでもあります。

人見知りでも、コミュニケーション下手でも構いません。

人見知りであれば、自分ペースではなく相手のペースで物事を運ぶことでしょう。
それこそ、「本人主体」を実現します。

コミュニケーションが下手であれば、相手の話を聞くことに徹するでしょう。
それこそ、「ニーズに合わせること」を実現します。


あと、必要なことは「わかりません」で終わらせるのではなく
「利用者さんと一緒に学ぶ」という姿勢です。

わからないことを、わからないといえば、あなたは必要ありません。
わかりません。でも、私も調べてみますので一緒に学びましょう!
と利用者さんと一緒に向上していけばよいのです。

最初からできる人なんてだれもいません。
私は、この地区で計画相談を5年やっています。

だからこそ、この地区の事業所も私もお互いの顔と名前を知ってもらえているのです。

私ですが別の地域に行けば、新人と同じです。
相手も、私のことを誰か知りません。

立場は同じです。


いろんな方々から、ノーマに対する評価をいただきますが、
私は、何一つ特別なことはやっていません。

やっているのは、みなさんを通して学んだ多くのことを
次の方にお伝えすることだけです。

人見知りでも、コミュニケーション下手でもできます。
必要なのは、自ら積極的に新しい知識や環境に触れようとする
意欲だけかもしれません。

だから、結論ですが
①この仕事が好きで、②自分らしくこの仕事をしたい
という気持ちがあれば、きっと辛いときも続けて取り組むことができるはずです。

あとは、仲間をつくって相談できる人を見つけることが大切ですね!


一緒にがんばりましょう。











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