第18回福岡筑紫地区児童発達支援研究会(通称:ハマチの会)のご報告
令和4年度最後のハマチの会は、石井さんのこれまで18回に及ぶ研修の振り返りを改めて整理、検討していきながら、療育とは?発達支援とは何か?という答えのない問いを考えていく会だったように思います。
私が、以前、石井さんの話で衝撃を受けた、当たり前のようで、でもなかなかできない、けれども本当にやるべきことである「箱物で育て、地域に送り出す」ということば。この研修会を開催する上でやりたかったのは、まさに自分の担当する地域に、質の高い支援者を送り出すことでした。
私も結局のところ、相談支援専門員を雇用しても、2年で独立していく計画相談支援専門員を送り出している私が、一番、箱物で育てて、地域に一番、相談支援専門員を送り出しているのではないかと、ある意味、自虐的な現実に気づくことにもなるのですが(苦笑)
「発達を促す」でも「促されないと発達しないのか?」
「サイエンスとアート。」
それは、エビデンスや技術論だけでは、支援がそれぞれ同じことをやっても、うまく発達につながらない現実。その差はなんなのか?それは、エビデンスと言われるサイエンスだけでは意味がないということではないか。支援者としての「性質?」「性格?」「特性?」そこにも目を向け、支援者としての人間性伸ばしていく必要があるということ。
私たち計画相談も感じる、「支援技術のアピールはあるけれど、あまり、その子の成長のためになっているという実感がわかりにくい事業所」の存在。
そもそも、児童通所支援施設だけで発達を促せるのか?しかし、児童通所支援施設の存在は大きい。とはいえ、そこにあるのは、エビデンスすらない支援を行う事業所の存在。でも、そんな支援者の下でも、成長していくこどもたち。
そもそも、発達を促すものとは何なのか?
「答えのない」「しかし、常に考え続けなければならない」こと。支援者のひとりとして、私たちは「こどもの発達」について、深く考えていく必要があることを気付かされました。
こどもたちは、「いつ発達するのか?」「発達は終わるのか?」さぁ、みなさんはどう思いますか?
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