第32回福岡筑紫地区計画相談支援研究会(通称:チキンの会)のご報告
令和4年度の研修の最終日となった今回のチキンの会は、最後にふさわしく大賑わいとなりました。
今回の参加者は、総勢27名の皆さんにご参加いただき、最後は入りきれないくらいにお越し頂きました!
主催者としてこころから感謝申し上げます。
今回は、私たちの活動を一緒に行なってくれているメンバーの、実際に直接支援を行なっているケースを通じてお知り合いになった司法書士の山内先生にお越し頂き、障がい者を取り巻く『消費者トラブルと成年後見制度』についてお話し頂きました。
私自身は、社会福祉士でもあるので、成年後見人として働く社会福祉士の研修や関わりはありますが、今回は、法律の専門家であることと同時に、フットワークの軽い、現場にお越しいただける司法書士さんである山内先生とのご縁により、司法書士という選択に期待を感じることができた研修会となったと思います。
詳細は参加した方々の特権だと思いますが、私たちにとって、経済的・金銭管理に関する課題や問題は、法律やその人の価値観にもまつわる問題でもあるので、どうしても難しさを感じる場面が増えます。
また、暗に救えばすべて解決するわけではなく、「自己責任」と「支援」という相反する視点を感じながらの支援となるため、コンフリクト(葛藤)やジレンマを感じやすい場面が増えてきます。
また、法律という福祉職員がもっとも苦手のひとつとすることに対して、私たち自身も自信を持って対応することができないため、「つなぐ」ということばで、丸投げすることも多くなりがちです。
同時に、本来であれば強い権限もある行政機関も及び腰になることもあり、「とりあえず見守りましょう」ということばで、先延ばしにすることもしばしばだと思います。
しかし、今回の研修で私たちが学んだことは、
①やはり今回の山内先生のような専門家と、顔の見える関係をつくること。②悩むよりも、まず専門家に相談すること。③先生たちも私たちと繋がりたいと思っていること
そういったリアルな現場を知ることができたことで、より身近な存在となったことは言うまでもありません。
相談支援専門員は、ソーシャルワーカーである以上、ある程度の知識や技術は備えておく必要があることは、私たちも理解できます。
しかし、実際に動くとなると、どうしても二の足を踏みがちだからこそ、頼る人をつくっておくことは、利用者さんにとっても、私たちにとっても重要なことだということがわかりました。
当日、名刺交換をしたみなさんは、今回の研修を通じてつながることができたケースです。
先生は、まだ33歳とお若いこともあり、50歳が近づいている私にとって、どれだけありがたいかということは言うまでもありません。
私が利用者さんやそのご家族と関わる時間は刻々と短くなります。
しかし、まだお若い先生は、私よりもはるか先まで関わることができます。
そういった出会いや縁が、私たちの仕事の幅と、私の個人的なテーマでもある『継続性』と『安定性』を実現してくれるものだと感じています。
そしてもうひとつの驚きは、今回の研修を通じて、福岡市内に精神科・心療内科を2月から開設する精神科医師の三島先生との出会いもありました。
驚くことに、先生はまだ29歳とお若く、いまからバリバリと動かれる方だと思います。
今から設立すること、6歳から受診可能で、WISC検査も行なってくれるとのこと、私たちのメンバーでもある、WILL LIFEの稲永さんとのつながりも深いということで、もはや『駆け込み乗車は大変危険です!』といった感じだと思います。
私たちの研修や活動にも興味を示していただいたようで、今後は、先生との関わりも深めていきたいと思っています。
まだまだパンフレットもホームページもないとのことで、実際に開設しましたら、あらためて皆様にご紹介させて頂くとともに、会の代表として、ご挨拶に伺えればと思っています!
あらためて、令和4年度の研修はすべて終了することになりました。
ご参加頂いたみなさんと、担当してくれたみなさんのおかげです。
主催者として改めてお礼申し上げます。
令和5年2月より、新年度を迎え、新たな気持ちで開催させて頂きます。
令和5年度の予定は、改めてご案内を差し上げますが、直近では2月17日(金)となっておりますので、是非、ご参加ください!
やっぱり、チキンの会は、ケンタッキーフライドチキンを食べないといけません(苦笑)
ちゃんと食べてますから!
最近、娘からも『パパだ!』と言われるんですけど・・・似てます?(笑)
コメント
コメントを投稿