第23回福岡筑紫地区福祉倫理研究会(通称:対話の会)のご報告
松田さんがノーマに所属することになってはじめての対話の会でした。
本来であれば、12月に開催されるはずでしたが、雪予報だったため、延期となっての本日の開催となりました。
前回以降、周知はあまり行なっていませんでしたが、写真にあるようにたくさんの方々にお越しいただき、同じテーマでの対話を開催させていただくことになりました。
また、新しくお越しいただいた方々も多かったのですが、終了後に、「とても楽しい時間だった」「とても充実した時間だった」とお世辞にもお聞かせ頂くことができたのは、開催する側にとってありがたいことばでした。
是非、次回もご参加頂けたら幸いです。
さて、今回の対話の会で松田さんが提示したテーマは、「自分は、人生で何に価値を置いており、どんな人生を送りたいのか?そのために大切にしていることは何か?」について、みんなで話し合うというテーマでした。
一見、難しそうなテーマですが、松田さん曰く、このテーマだからこそ意味があるとの説明があり、その説明に、私たちも聞き入っていました。
私たちが普段、心の中で考えていること、心に留めていることを、初めて会う人たちに話をすることは、実際にはとても勇気のいることであり、もしかしたら「バカにされるかもしれない」「笑われるからもしれない」といった不安が常につきまとうものです。
私たちの業務では、利用者やそのご家族に、まるで当然のように相手のこれまでの生活歴や考え、ニーズ確認というもとで、根掘り葉掘り相手の気持ちを聞いています。
そういったことをしている私たちが、実際に自分が同じ立場になったときに、どんな気持ちで話をするのか?聞いている相手がどんな対応だったら、気持ちよく話ができるのか?どう感じるのか?そんなことを確認するためには、自分が普段はひそかに思っているような内容を、オープンにする必要があるとのことでした。
実際に、その話をすること、そして聴くことで、私自身もいろんなことを考えるきっかけになりました。
私のグループでは、特に普段から業務でお会いする方もいるなかで、おそらくこういった機会がなければ、聴くことがなかったであろう、ご本人の「今」をつくりあげている過去の出来事やきっかけ、親からの影響の大きさ、その影響を乗り越えるための苦悶、そして、乗り越えた後にある今、そして、その過去があるからこそ、今に向き合うことにつながっていること、そんなお話を聞かせて頂きました。
トップバッターが話をしたこ内容について、ご本人は、最初から重たい話で申し訳ないと口にされていたのですが、不思議なことに、その方がそういった話をしたことで、次の方は、まるでそのオープンにしてくれた内容に呼応するかのように、みなさんご自身の体験からくるエピソードを惜しげもなく話をするようになったのです。
順番が回ってくるたびに、このグループでこういった話をしても大丈夫なんだという心理的安全性が高まっていき、誰もが「自分語り」を始めたように思いました。
さすがに、普段からテンション高めで話をしている私も、黙ってその方の話に耳を傾けながら、うなづくことしかできませんでしたが、その方の人となりを知ることができ、初めてお会いする人も多かったのですが、すぐに親近感も湧きましたし、みんな誰もがいろんな思いや考え、時には苦しみも抱えながら、その人らしく生きていることを改めて知る機会となりました。
スタッフだから、利用者だからではなく、その人を見て、聞き、感じることの重要性を、私自身、再認識したように思います。
そして私自身は、常に利用者やそのご家族から教えて頂く立場であることを心に留めて、謙虚に業務を遂行しようと思いました。
松田さんの対話の会は、そういった私たち支援者に対して、「自分を振り返る」機会を与えてくれると同時に、相手と対話を重ねる重要性を改めて感じさせてくれる貴重な機会となっています。
今回は、延期分の振り替えでもありましたので、来月も開催される予定ですので、緊張せずに気軽にご参加頂けたら幸いです。
そして、改めて宣伝です!
次回、福岡筑紫地区計画相談支援研修会(通称:チキンの会)は、特別講師に司法書士の山内先生をお呼びしての『障害者の消費者問題』についてご講義を頂きます。
もちろん、成年後見制度の話もありますが、そういった話をひっくるめて、普段は聞けないあれやこれやを尋ねることができる会ですし、最終的に、みなさんと先生をお繋ぎする会でもあります。
こういった機会がないと、司法や法律にまつわる相談は気軽にはできないものです。
先生も、私たち支援者と気軽にやり取りができる関係性になることを望まれていますので、どうぞ支援者のみなさんはお越し頂きご活用ください!
※今回は、配信は行いません!
令和5年1月27日(金)午後7時半から 博多南駅ビル2階ナカイチです。
どうぞよろしくお願いいたします!
さて、新生ノーマとなりました。
平均年齢は上がりましたが、ノーマは変わらず楽しくやっています。
大野城地区ではもともとよく知られている松田さんですので、よろしかったら、新規のご相談あがれば、是非、松田さんをお選びくださいね〜!
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