第19回福岡筑紫地区児童発達支援研究会(通称:ハマチの会)のご報告
石井さん、吉田さん率いるハマチの会のご報告ですが、恐ろしいことに、肝心な研修の案内を当日まで出し忘れるという恐ろしい事態が生じていました。
しかし、当日に案内にしたにも関わらず、蓋をあけてみると18名を超える皆様にお越しいただくことになりました。
お越しいただいたみなさん、本当にありがとうございます。
そして、今回もまた、TEKUNOBIの吉田さんを中心とした、『児童発達支援・放課後等デイサービスにおける目標設定について』という、普段、事業に従事している方にとっては、最も現実的かつ難しさを感じる部分についての、具体的な考え方について学べる研修となりました。
私自身も、今年度から「サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者更新者研修」のファシリテーターをさせていただくことになっており、まさに、児童分野における重要な視点を学ばせてもらいました。
現場における「個別支援計画書」の作成は、やもすればベテラン職員でも「形式のみ」「ただある」といったものになりやすいものです。
しかし、うまく利用すれば、こどもの成長を見守る保護者と支援者の思いを共有することができる、すばらしいツールでもあります。
児童分野は、特にこども自体ではなく、保護者の希望が中心にやりやすいというジレンマに陥りやすいですが、同時に、保護者のニーズは、直接的な困りごとにつながっていることであり、その部分を拾い上げて、日常の生活のしやすさにつながれば、支援者と保護者を強固な信頼関係をつくることにもなります。
また、適切な目標設定は、周囲のこどもと比較しがちや保護者の視点を広げ、成長を実感するだけではなく、障がいそのものを受容したり、いろんな生き方や選択肢があると理解することにつながり、結果、心配を安心や楽しみに繋げることにも繋がることになります。
そういったことを、現場の児童発達支援管理責任者が理解し、こどもや保護者、そして、こどもを支援する他の事業所とともに、適切な支援につながっていけばと思いました。
そんな吉田さんからの研修を通じて、よりよい事業所が増えることを願ってやみません。
そして、研修以上に大切なことは、こうやって会場に足を運んでいただき、いろんな支援者と繋がる機会だと思います。
もちろん、ハマチの会を主催するおふたりは、この地区における児童分野の最前線で勤務し、さらには、自分の事業所だけではなく、他の事業所の研修や運営相談も行なっている方々。
こういった数多くの経験を持つ人とつながることが、今後の自分のキャリアアップや評価をつくっていくのだと思います。
『環境が人を育てる』と言われるように、そういったスキルのある人たちのなかで学ぶ機会は、誰にでも平等に与えられているのではなく、自ら得るための行動が必要だと思います。
ここに集う方々は、ボランティアで各研修を担当していますし、彼らを突き動かしているのは、まさに自分たちにとっての学びであり、つながりを重視している結果なのです。
決して強制はしないからこそ、学びを得るか得ないかは、みなさんにかかっているのだと思います。
そして、みなさんにお伝えしたいのは、「ここに、こういった研修が常にある環境」が、当たり前ではないということです。
いつなくなるかなんて、私たちにもわからないのですから。
研修が終わっても、私たちは午後11時までこうやって話しています。
その内容は、やはり支援のことについてや、運営のことについて、何より、自分たちを立ち位置を確認することなのかもしれません。
この時間こそが、私たちにとって重要かつ大切な時間であり、研修以上の価値のある時間でもあるのです。
次回は、令和5年3月24日(金)午後7時半から、チキンの会でお待ちしています。
チキンの会ですので、午後6時くらいから、ケンタッキーフライドチキン那珂川店に、私たちもいると思います(苦笑)よろしかったらどうぞ〜♪
た〜の〜む〜よぉ〜〜〜〜w
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