第24回福岡筑紫地区就労支援事業所運営連絡会(通称:原点回帰の会)のご報告
今回の原点回帰の会は、ゲストを及びしての学習会となりました。
ハレケア訪問看護福岡の坪井さん(社会福祉士/精神保健福祉士)と現在、そのハレケアさんと連携して、北九州市で障害者雇用を行なっている(有)中村製作所の代表取締役社長の中村さんをお呼びしての、訪問看護の枠を超えた障害者の就労支援及び企業のメンタルヘルス支援について、実際のケースを通してのお話をいただきました。
今回の研修会に参加した方だけではなく、私たちソーシャルワーカーにとっても、障害福祉サービスの枠を超えた、ある意味、士業としてのソーシャルワーカーという新たな業務についての、まさに刺激のあるお話を伺うことができました。
※是非、ご覧になっていない方は、BANDに登録頂き、アーカイブを見ていただくことをお勧めします。
代表である中村さんの「代表である私が、何もわからずに動くコスト」より、「どうせ動くなら専門家の人に動いてもらったほうが、余程、コストは低くなる」という、私たちソーシャルワーカーの費用対効果に対して、正しく評価をいただいたことは、この障害福祉の世界で働く私たちにとって、どれだけの心の支えになったことでしょうか。
福祉は、「無料でなければならない」「公費でなければならない」「ボランティアでなければならない」といった私たち自身が、私たち自身をがんじがらめに縛っていたのではないかと思いました。
支援者全員が、そういった考え方であるべきとは思いませんが、少なくとも、「私たちに対する企業ニーズは確実に存在すること」「それは、お金を払っても、コストに見合うこと」であることは、私たちも必要としている方々に、必要なサービスを提供していくことも重要な役割だと思いました。
個人的には、私たち自身の情報やスキル、制度に関する知識を、障害福祉に囚われることなく、より地域の人たちに対しても、アピールしていく必要があるのかもしれないと感じました。
この感覚は、例えば同窓会や友人の集まりの中で、たまたま自分の仕事の紹介を行う機会があったときに、「そういえば、うちの親戚が精神的に落ち込んでしまって・・・」といった相談を受けることと同じようなものではないでしょうか。
それに対して、「無料じゃ申し訳ないから、謝礼は支払うのでちょっと本人と会って必要な支援をしてほしい。」といった依頼を友人や知人から受けるかもしれません。
障害福祉のための制度ではなく、私たちのもっている知識や情報が必要としている地域のすべての方々のために、私たちの知識を利用してもらうということは、とても大切なことだと感じました。
もっと、私たち自身が、私たちの仕事をアピールし、発信していく必要を感じました。
企業のみなさまで、職場のメンタルヘルスや障害者雇用を検討しているが、どのように対応すれば良いのかわからないといった疑問をお持ちの方は、私たち一社)福岡・筑紫地区地域福祉支援協会か、事務局の計画相談支援室ノーマにご連絡いただければ、専門的支援に長けた支援者をご紹介していきたいと思いますので、ぜひ、お問い合わせください!
今回の研修は、それくらい前評判がよかったのか、27名のご参加をいただきました!
次回は、今度の金曜日、今年最後の研修会となります松田さん率いる「対話の会」です!
ぜひ、今年最後の研修にご参加ください!
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