やった人にしか見えない世界がある。

いろいろ言われる計画相談ではありますが、ひとつだけ言えることは、計画相談を実際にやった人にしか見えない世界があるということ。質、量ともに限界まで取り組んだ計画相談の深遠なる世界…。それは、実際に計画相談にある一定期間以上同行した人からは、良く言われること。「こんなにも、本人やご家族が、自分の想いや考え、事業所についてなどを「ことば」にするなんて、これまでの福祉人生のなかでも全く知らなかったし、これまでそのことを知らなかったことを、支援者として悔しさすら感じる」といった方もいました。中途半端にやっていたら何も見えない世界なのかもしれません。そして、中途半端な状態であれば、見えないが故に「不要論」を唱えるのかもしれません。今の私は、計画相談をしていたからこそ、かなりクリアに見えるものがあると感じているので、その情報を地域で共有すれば、計画相談そのものの存在が「地域の宝」になるのではないかとすら感じているのです。計画相談の日常の関わりは、利用者や事業所との精神的なハードルを簡単に超えるのかもしれません。

ただ、計画相談といっても、必ずしも相談支援専門員がその情報をキャッチして、発信できているわけではありません。でも、これから先も存在感をもって、地域にい続ける相談支援専門員は、おそらく自ら情報発信の中心として、地域の皆様に貢献していくことでしょう。計画相談によっても、得意分野や捉え方、考え方は様々です。しかし、そういった違いを発信することが、利用者が誰を選ぶかの選択肢になると感じます。そのために、計画相談の相談支援専門員には、発信力をつけてもらいたいと思っていますし、その力を学べる環境も作り上げていくつもりです。

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